金魚やメダカがブクブクに集まる理由|泡の近くにいる時の見方

エアストーンの泡のまわりを金魚とメダカが泳ぐ水槽

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気づいたら、金魚やメダカがみんなブクブクのまわりに集まっていて、『もしかして苦しいの?』と不安になりますよね。

結論から言うと、ブクブクに集まるのは心配がいらないこともあれば、酸素が足りないサインのこともあります。見分けるポイントは「口をパクパクしているか」「水面から離れないか」「時間帯で変わるか」の3つです。

この記事では、泡の近くに集まる理由と、様子見でいい集まり方・すぐ対処したい集まり方の見分け方を紹介しますね。

目次

金魚がブクブクに集まるのは大丈夫?先に結論

先に結論

泡のまわりを泳いだり、近くでのんびりしていたりするだけなら、様子を見て大丈夫なことが多いです。何匹もそろって水面で口をパクパクし、泡のそばから離れないなら、酸素不足を疑って対処しましょう。

金魚がブクブクに集まる様子は、飼い始めたばかりの方ほど気になりますよね。

実は、泡のまわりは水が動いていて、水面も揺れている場所です。魚にとっては、ほかの場所と少し違う「目立つ場所」なんです。

キョーリンの金魚のQ&Aでは、水面近くで口をパクパクする場合は、水の量に対して金魚が多く、酸素が足りないと考えられると説明されています。つまり、集まっていること自体より、そこで何をしているかを見るのが大事です。

見た目まず考えること
泡のまわりを行ったり来たり泳ぐ様子見でいいことが多い
泡の近くでじっとしているが口は普通水温や水流の好みかもしれない
水面で口をパクパクし続ける酸素不足を疑う
朝だけ集まって昼は散らばる夜の間の酸素不足を疑う

ブクブクに集まる3つの理由

ここが大事なところです

泡の近くに集まる理由は、大きく「酸素」「水流」「水温」の3つに分けて考えられます。どれに当てはまるかで、対処が要るかどうかが変わります。

『理由が分からないから、どうしていいか分からない』という方も多いはずです。

ここでは、よくある3つの理由を順番に見ていきます。

ブクブクに集まる理由を酸素・水流・水温の3つに分けて示した図解

理由1:酸素を求めて集まる

ブクブクのまわりは、水面がよく動いている場所です。テトラの解説では、水面がほどよく揺れると酸素の補給になると紹介されています。

水の中の酸素が足りなくなると、魚は少しでも楽に呼吸できる場所を探します。そのため、泡のそばや水面に集まって、口をパクパクさせることがあるんです。

この場合は、何匹もそろって同じ様子になるのが特徴です。

理由2:水の流れに乗って泳ぐ

泡が上がる場所では、水が上に向かって流れています。

金魚の中には、この流れのそばを行ったり来たりして泳ぐ子もいます。口の動きがいつも通りで、エサもよく食べているなら、心配しすぎなくて大丈夫です。

一方、メダカは水の流れが苦手と言われています。キョーリンのメダカの飼い方でも、流れの弱いろ過装置を選ぶようにすすめられています。メダカが泡のそばで流されそうになっているなら、泡が強すぎるサインかもしれません。

理由3:水温の違いで集まる

夏の高い水温の時期は、水に溶けていられる酸素の量が少なくなります。淡水・1気圧の飽和値(JIS K 0102:2016)では、20℃で9.09mg/L、28℃で7.83mg/Lです。

水温が高い日に泡のまわりに集まっているなら、酸素の理由と重なっていることが多いと考えておきましょう。冬に水温が下がると、魚の動きはゆっくりになり、泡から離れた場所でじっとしていることも増えます。

金魚とメダカで違う集まり方

同じブクブクに集まる様子でも、金魚とメダカでは少し見方が変わります。

金魚メダカ
泳ぎの特徴体が大きく、水をかき分けて泳げる体が小さく、水の流れが苦手と言われる
泡のそばにいる時の多い理由流れのそばを泳ぐ、酸素を求める酸素を求める、水面近くにいることが多い
気をつけたいこと数が増えると酸素を多く使う泡が強いと流されやすい
泡の強さの目安水面がしっかり動くくらい水面がゆらゆら動く弱めの強さ

メダカはもともと水面近くを泳ぐことが多い魚です。水面にいるだけで慌てず、パクパクしているか、流されていないかを見てあげてください。

補足

ベタやグラミーは、水面から空気を吸える器官を持っているので、ときどき水面に来るのは普段の様子です。飼っている生き物の呼吸の特徴も、あわせて知っておくと安心です。

心配がいる集まり方・いらない集まり方の見分け表

先に結論

「口の動き」「水面から離れるか」「エサへの反応」「時間帯」の4つを見れば、心配がいる集まり方かどうか判断できます。2つ以上「心配がいる」に当てはまるなら、すぐに対処を始めましょう。

『結局、うちの子たちはどっちなの?』と迷った時は、次の表で確かめてみてください。

見ること心配がいらない集まり方心配がいる集まり方
口の動きいつも通り水面でパクパクし続ける
泳ぐ場所泡のまわりと他の場所を行き来する泡のそば・水面から離れない
数1〜2匹だけほとんど全員
エサへの反応いつも通り食べる反応が鈍い
時間帯一日中同じくらい朝だけ集まる、暑い日だけ集まる
水の様子透明で水面が動いている油膜が張っている、白く濁っている
心配がいる集まり方と心配がいらない集まり方を見分けるポイントを比べた図解

朝だけ集まる時は夜の酸素を疑う

朝起きた時にだけ泡のそばに集まっていて、昼には散らばっている、というケースもあります。

メダカ飼育のメーカーガイドでは、水草は夜に呼吸をして酸素を使うため、酸欠になることもあると紹介されています。水草が多い水槽や、夜にブクブクを止めている水槽では、夜の間に酸素が減っているのかもしれません。

飼い始めたばかりの時は数と水を見直す

金魚すくいの金魚を連れて帰った直後に、みんなが水面の一か所に集まる、という相談もよく見かけます。

連れて帰ってすぐの水槽は、水をきれいにするバクテリアがまだ少ない時期です。テトラの解説でも、セット初期はバクテリアが少ないため水質が悪化しやすいと説明されています。数が多いなら、容器を分けるか、ブクブクを付けて水面を動かしてあげましょう。

集まっている時に見るポイント
  • 口をパクパクし続けていないか見る
  • 泡のそばから離れないか見る
  • ほとんどの魚が同じ様子か見る
  • エサをいつも通り食べるか見る
  • 朝だけ、暑い日だけなど時間で変わるか見る

気になる時に確かめる順番と泡の見直し方

先に結論

心配な集まり方だと思ったら、ブクブクの泡が出ているか、水面が動いているか、魚の数が多すぎないかの順に確かめます。逆に泡が強すぎて流されているなら、泡を弱めましょう。

『対処って、何から手を付ければいいの?』と迷いますよね。

次の順番で確かめていくと、原因にたどり着きやすくなります。

ブクブクに集まっている時の確かめ方
  1. エアーポンプの泡がいつも通り出ているか確かめる
  2. 水面がゆらゆら動いているか、油膜がないか見る
  3. 夏なら水温計を見て、水温が上がりすぎていないか確かめる
  4. 水の量に対して魚が多すぎないか考える
  5. 泡に流されているなら、泡を弱めるか位置を変える

泡が強すぎる時の見直し方

メダカや小さな金魚が泡の流れにあおられて、泳ぐのに苦労しているなら、泡が強すぎるかもしれません。

様子見直し方
泡のそばで流されている調整バルブで泡を少し弱める
水槽全体がぐるぐる回っているエアストーンを水槽の端に移す
泡の音や水はねが大きい泡の細かいエアストーンに替える
弱めたら水面に集まり始めた少しずつ戻して、ちょうどいい強さを探す

泡の強さの目安はエアレーションの強さで詳しく紹介しています。

酸素不足だと思ったら

酸素不足のサインと対処の順番は水槽の酸素不足のサインでまとめています。

金魚とメダカそれぞれのブクブクの考え方は、金魚のエアレーションとメダカのエアレーションもあわせて読んでみてください。

集まりにくい水槽にしておく工夫

心配な集まり方を減らすには、普段から酸素に余裕のある水槽にしておくのがいちばんです。

  • 水の量に対して魚を入れすぎない(メダカなら1匹に1リットルが目安と言われています)
  • 泡の強さは、水面がゆらゆら動くくらいにしておく
  • 水面に油膜が張っていたら取り除く
  • 夏は水温計を毎日見て、上がりすぎていないか確かめる

テトラのメダカ飼育ガイドでも、容器いっぱいにメダカを入れると酸素が足りなくなることがあると紹介されています。

よくある失敗

集まっているのを見て、慌てて水を全部入れ替えてしまうのは避けましょう。急な水温や水質の変化は、魚にとって負担になります。まずは泡と水面の動きから見直すのがおすすめです。

ブクブクに集まる様子について知恵袋によくある相談

先に結論

知恵袋では「金魚すくいの金魚が水面の一か所に集まる」「投げ込み式のブクブクにメダカが集まる」「水草があるからブクブクを止めたら、メダカが上ばかりにいる」という相談がよく読まれています。

ここでは、多く読まれている相談を要約して紹介します。

「金魚すくいの金魚が、水面の一か所に集まっている」

お祭りの金魚すくいで連れて帰った金魚が、水面の一か所に集まるのはなぜか、という相談です。

たくさんの金魚を連れて帰った直後は、容器に対して数が多くなりがちです。水面でパクパクしているなら酸素が足りていない可能性があるので、ブクブクを付けるか、容器を分けて数を減らしてあげましょう。

「投げ込み式のブクブクに、メダカが集まってくる」

捕まえてきたメダカの容器に投げ込み式のブクブクを設置したら、メダカがそこに集まってきた、という相談です。

泡のまわりを泳いでいるだけで口の動きが普通なら、様子見で大丈夫なことが多いです。ただ、メダカは水の流れが苦手なので、流されているようなら泡を弱めてあげてください。

「水草があるからブクブクを止めたら、メダカが上ばかりにいる」

水草があるので酸素は足りると思ってブクブクを止めたら、メダカやタニシが水面近くばかりにいる、という相談です。

水草は昼は酸素を作りますが、夜は呼吸をして酸素を使います。上ばかりにいるなら、ブクブクを弱めに戻して、数日様子を見てみるのが安心です。

「金魚の水流はこれで合っている?泡のそばにばかりいる」

45cmほどの水槽で金魚すくいの小さな金魚を3匹飼っていて、水流の強さが合っているか知りたい、という相談です。

金魚がそれぞれ水槽のいろいろな場所を泳げていて、エサもよく食べているなら、今の強さで大きな問題はないことが多いです。いつも同じ場所に押し流されている、泡のそばから離れられない、という様子なら、泡を少し弱めるか、エアストーンを端に寄せてみてください。

補足

集まり方が気になった時は、スマホで短い動画を撮っておくのもおすすめです。朝と昼、泡を弱める前と後のように比べると、変化に気づきやすくなります。

よくある質問

金魚がブクブクに集まるのは酸欠ですか?

何匹もそろって水面で口をパクパクし、泡のそばから離れないなら酸欠を疑いましょう。泡のまわりを泳いでいるだけで、エサもよく食べているなら様子見で大丈夫なことが多いです。

メダカがブクブクに集まるのはなぜですか?

酸素を求めている場合と、たまたま泡のまわりにいる場合があります。メダカは水の流れが苦手なので、流されているようなら泡を弱めてください。

ブクブクに集まらないようにするにはどうすればいいですか?

魚の数を水の量に合わせ、水面がゆらゆら動く程度の泡にしておくと、酸素を求めて集まることは減っていきます。夏は水温にも気をつけましょう。

泡を弱めたら、金魚がブクブクに集まるようになりました。戻したほうがいいですか?

弱めたあとに水面でパクパクし始めたなら、少しずつ戻してちょうどいい強さを探しましょう。いきなり元に戻すより、少しずつ調整したほうが変化を見やすくなります。

朝だけブクブクに集まるのはなぜですか?

夜の間に水草や魚が酸素を使い、朝に酸素が少なくなっているのかもしれません。夜もブクブクを回すか、泡を少し強めてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • ブクブクに集まること自体より、そこで何をしているかを見る
  • 集まる理由は酸素・水流・水温の3つに分けて考える
  • 口のパクパク・水面から離れない・全員同じ様子なら酸素不足を疑う
  • 朝だけ集まるなら夜の酸素不足を疑う
  • 泡に流されているなら泡を弱め、足りないなら水面を動かす
エアレーションドットコム

エアレーションドットコム 編集部

水槽のエアレーション(ブクブク)について、必要かどうかの判断、エアーポンプやエアストーンの選び方と使い方、メダカ・金魚・熱帯魚・エビなど生き物ごとの考え方を、公的機関とメーカーの公開情報をもとにやさしく整理しているサイトです。 公式サイト

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