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エアーポンプを買おうと調べてみたら、種類が多すぎて『結局どれがおすすめなの?』と手が止まってしまった。そんな方も多いはずです。
結論から言うと、エアーポンプのおすすめは水槽ごとに変わります。人気の順番よりも、「水槽の大きさ」「置く部屋」「つなぐ数」「電源」「水深」「手入れ」の6つを自分の水槽に当てはめるほうが、失敗しにくいんです。
この記事では、6つの基準と各メーカーの公式仕様を使って、自分の水槽に合うエアーポンプを選ぶ方法が分かります。
エアーポンプのおすすめは「6つの基準」で決まる
水槽用のエアーポンプは、6つの基準を順番に決めていくと候補が自然に絞れます。まず水槽の大きさと水深でパワーを決め、次に置く部屋で静かさ、つなぐ数で吐出口、電源の取り方、最後に部品の手に入りやすさを見ます。
エアーポンプのランキングや人気の情報は、ほかの人の水槽での話です。水槽の大きさや置く部屋が違えば、合う1台も変わってきます。
そこでこの記事では、商品の順位は付けません。その代わりに、自分で選べる6つの物差しを用意しました。
| 基準 | 決めること | 見る仕様 |
|---|---|---|
| 水槽の大きさ | どのくらいのパワーが要るか | 適合水槽サイズ、吐出量 |
| 置く部屋 | どのくらい静かさが要るか | 静音構造、防振の脚ゴム、騒音値 |
| つなぐ数 | 出口はいくつ要るか | 吐出口の数(1口・2口・4口) |
| 電源 | どこから電気をとるか | AC・乾電池・USB・充電・ソーラー |
| 水深 | 深い水槽でも空気が出るか | 使用水深の目安、圧力 |
| 手入れ | 長く使えるか | 交換部品の有無、交換の目安 |

『そんなにたくさん見るのは大変そう』と思いますよね。でも、実際に迷うのは2つか3つです。自分に関係のある基準だけ読んでも大丈夫ですよ。
6つの基準の使い方の例
例えば、寝室に45cm水槽を置いて、メダカを飼っている場合を考えてみましょう。
この場合、パワーは45cm水槽に合う控えめなもので十分です。寝室なので静かさを重視し、つなぐのはストーン1つなので1口、電源はコンセントで足ります。
一方、リビングで60cm水槽とプラケースを並べているなら、2口で吐出量に余裕のある機種が候補になります。このように、基準を順番に当てはめると、見るべき機種がぐっと少なくなるんです。
水槽の大きさと水深でパワーを決める
まず決めたいのは、どのくらいの力で空気を送れるポンプが要るかです。ここは水槽の幅と水深の2つで決まります。
水槽の幅でパワー(吐出量)を決める
まず決めたいのが、パワーです。ポンプが1分間に押し出す空気の量を「吐出量」といい、各メーカーは適合する水槽サイズも一緒に書いています。
いちばん分かりやすいのは、自分の水槽の幅が「適合水槽サイズ」に入っているかを見ることです。
| 水槽の幅 | 公式仕様の例(適合水槽・吐出量) |
|---|---|
| 30cm前後 | ニッソー サイレントβ-30:30cm以下、1.7L/分(50Hz)/水作 水心SSPP-7S:30〜45cm水槽、最大2.2L/m(開放時) |
| 45cm前後 | GEX e〜AIR 1000SB:幅45cm水槽以下、約0.8L/分(50Hz)/コトブキ サイレントエア SA-1500S:45cm以下、1.5L/min |
| 60cm前後 | GEX e〜AIR 1500SB:幅60cm水槽以下、約1L/分/GEX サイレントフォース2000S:幅60cm以下、2.0L/分/コトブキ SA-2000S:60cm以下、2.0L/min |
| 90cm前後 | ニッソー サイレントβ-90:60〜90cm以下/テトラ コンフォートエアー 90:90cm以下/コトブキ SA-3000W:90cm以下 |
| 120cm前後 | GEX サイレントフォース2500S:幅120cm以下、2.5L/分/水作 水心SSPP-2S:60〜120cm水槽/ニッソー サイレントβ-120:90〜120cm以下 |
迷った時は、今の水槽より一回り大きいサイズまで対応した機種を選び、調整バルブやダイヤルで泡を絞る方法もあります。強すぎる泡は、後から弱められるからです。
50Hzと60Hzで吐出量が変わる機種もある
仕様表を見ると、「50Hz」と「60Hz」で数字が分かれている機種がありますよね。住んでいる地域の電気の周波数によって、同じポンプでも吐出量が変わることがあるんです。
例えば、GEX e〜AIR 1000SBは約0.8L/分(50Hz)、約0.6L/分(60Hz)です。自分の地域がどちらかを確かめて、その列の数字を見るようにしましょう。
水槽の大きさごとの吐出量の目安は、エアーポンプの吐出量の目安で詳しく紹介しています。
同じ60cm水槽でも、魚がたくさんいる水槽や夏に水温が上がる部屋では、酸素の余裕が減りやすくなります。メーカーの説明でも、魚が多い時や夏の高水温の時がエアーポンプを使う場面として挙げられています。
深い水槽は押し出す力(水深)も見る
意外と見落としやすいのが、水深です。深い水槽ほど、空気を水の底へ押し込む力が要ります。
GEXのQ&Aでは、e〜AIR 4000WBと2000SBは吐出量が同じでも、2000SBのほうが「吐出圧が高い為、水深が深くても、吐出量を確保できる仕様」と説明されています。そのため、適合する水深や水槽の幅が違うんです。
| 公式仕様の例 | 使用水深の目安 |
|---|---|
| GEX e〜AIR 1000SB | 水深35cm以下 |
| GEX e〜AIR 1500SB/4000WB | 水深40cm以下 |
| GEX e〜AIR 2000SB/6000WB | 水深50cm以下 |
| ニッソー サイレントβ-30/β-60 | 水深30cm以下 |
| ニッソー サイレントβ-90 | 水深45cm以下 |
| コトブキ サイレントエア SA-1200S〜SA-2000S | 水深40cmまで |
| コトブキ サイレントエア SA-3000W/SA-4000W | 水深50cmまで |
水作の水心シリーズのように、使用水深の上限ではなく「水深25cm時の吐出量」と「圧力」を書いている機種もあります。書き方がメーカーで違うので、同じメーカーの中で比べると分かりやすいです。
- 水槽の水深を実際に測ったか
- 使用水深の目安が、自分の水深より深いか
- ストーンを底に沈めるか、少し浮かせるか
- チューブが長くなりすぎないか
GEXのQ&Aによると、吐出量は水深だけでなく、ストーンの種類やチューブの長さ、分岐などでも変わります。余裕を持った機種を選んでおくと安心です。
置く部屋で静かさを決める
寝室やリビングに水槽を置くなら、静かさは大事な基準ですよね。エアーポンプはゴムの膜が細かく動いて空気を送るので、音と振動が出ます。
各メーカーは、その音を抑えるためにいろいろな工夫をしています。公式の説明を並べてみると、静音の作り方には次のような種類があります。
| 静音の工夫 | 公式の説明の例 |
|---|---|
| 膜を2つにして振動を打ち消す | GEX サイレントフォース「2つのダイヤフラム駆動により、振動を打ち消しあう」/水作 水心SSPP-2S |
| 本体の中に音を閉じ込める | GEX e〜AIR「内部の音を逃がさない特殊密閉構造」/ニッソー サイレントβ「密閉式二重構造」/ニチドウ ノンノイズ「サイレントボックス内蔵」 |
| 振動を床に伝えない | 各社の防振・振動吸収の脚ゴム |
| 本体を厚くする | コトブキ サイレントエア「振動音を外に漏らさない肉厚4ミリの本体ボディ」 |
| 膜を使わない | ニッソー MUTE S「ピエゾ素子(圧電駆動素子)自身が伸縮し空気を押し出す」 |
騒音の数値が書かれている機種もある
水作の水心シリーズは、取扱説明書に騒音の値が書かれています。SSPP-3Sは38dB(50Hz)/35dB(60Hz)、SSPP-7Sは36dB(50Hz)/34dB(60Hz)、SSPP-2Sは47dB(50Hz)/50dB(60Hz)です。
この数値は、チューブの先を水深25cmにセットし、本体を無響箱に入れて測ったものです。部屋の中で聞こえる音とは条件が違うので、同じ測り方の機種どうしで比べる目安にしましょう。
- 寝室や勉強部屋など、夜に静かさが要る部屋か
- 水槽台や棚が硬く、振動が響きやすくないか
- 静音構造や防振の脚ゴムの説明があるか
- 騒音値が書かれていれば、同じ測り方どうしで比べているか
音の原因と静かなタイプの見分け方は、静かなエアーポンプの選び方で詳しく紹介しています。
つなぐ数と電源の取り方で選ぶ
パワーと静かさが決まったら、次は何本のチューブをつなぐか、どこから電気をとるかを考えます。
つなぐ数で吐出口を決める
次に決めたいのが、空気の出口の数です。エアーポンプには、出口が1つの「1口」、2つの「2口」、4つの「4口」があります。
『エアストーンとフィルターの両方に送りたい』『水槽を2つ並べている』という方は、2口以上が便利です。
| つなぎたいもの | 合う吐出口 | 公式仕様の例 |
|---|---|---|
| 水槽1つにストーン1つ | 1口 | GEX e〜AIR 1500SB/コトブキ SA-2000S |
| ストーンと投げ込み式フィルター | 2口 | GEX e〜AIR 4000WB(約0.5〜1.5L/分、幅60cm水槽以下) |
| 水槽2つ | 2口 | GEX e〜AIR 6000WB/コトブキ SA-3000W(1.5L×2口) |
| 水槽をたくさん並べる | 4口 | GEX e〜AIR 9000FB/水作 Air-Max 12000 C-4 |

1口のポンプで分岐する方法もある
1口のポンプでも、分岐パーツを使えば複数に分けられます。GEXのサイレントフォース3500Sの説明には、吐出箇所を増やす場合は別売の分岐を使うよう書かれています。
ただし、分けると1本あたりの空気は少なくなります。水深の違う水槽に分けると、深いほうから泡が出にくくなることもあるので、分岐する時は吐出量に余裕のある機種を選びましょう。
2口タイプで片方しか使わない時、使わない口をふさいでしまう方がいます。GEXのQ&Aでは、使わない吐出口はそのままにして、封をしないよう書かれています。故障の原因になるからです。
分岐のやり方は、エアレーションの分岐のやり方で紹介しています。
使う場所で電源を選ぶ
室内の水槽で毎日使うなら、コンセント(AC100V)のポンプが基本です。そのうえで、停電や屋外、持ち運びのことも考えるなら、ほかの電源のタイプも候補になります。
| 電源 | 公式仕様の例 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| コンセント | GEX e〜AIR、水作 水心、ニッソー サイレントβ、コトブキ サイレントエアなど | 室内の水槽のメイン |
| 乾電池 | ニッソー 乾電池式エアーポンプB-1:単1×2本で約30時間 | 停電時、魚を運ぶ時 |
| USB | 水作 mobileAir1000 USBstyle:DC5.0V・1.3W、4000mAhで約15時間 | モバイルバッテリーで動かしたい時 |
| 充電式 | コトブキ オキシー 1400:約12時間、停電時に自動でバッテリーへ切り替え | 停電への備え |
| ソーラー | テトラ メダカのソーラーブリードポンプ:蓄電機能なし | 電源のない屋外の鉢 |
『停電の時に止まったらどうしよう』と心配な方は、コンセント式のメインとは別に、乾電池式を1台持っておくと安心ですよ。電池式の選び方は電池式エアーポンプで紹介しています。
GEX・水作の水心・ダイソーの水槽用などは屋内専用と書かれています。ベランダや庭で使うなら、屋外で使えると書かれた製品を選びましょう。
手入れのしやすさと日本製かどうかを確かめる
最後に、長く使えるかどうかを見ておきましょう。買ったあとの手間が、意外と満足度を左右します。
交換部品が用意されているか
エアーポンプの中のゴムの膜(ダイヤフラム)は、動き続けるうちに傷む消耗品です。長く使うなら、交換部品が用意されているかも見ておきましょう。
| メーカー・シリーズ | 交換部品(公式の記載) | 交換の目安 |
|---|---|---|
| GEX e〜AIR | 機種ごとのスペアパーツ | 半年~1年が目安 |
| 水作 水心 | 機種ごとの交換ユニット | 期間の記載なし |
| ニッソー サイレントβ | ユニットパーツ | 期間の記載なし |
| コトブキ サイレントエア | サイレントカートリッジ | 期間の記載なし |
| ニチドウ ノンノイズ | 機種ごとの交換パーツ | 期間の記載なし |
水作の取扱説明書には、本体は長期耐用設計で、消耗品の交換ユニットを替えることで新品同様の機能を回復できる、と書かれています。本体ごと買い替えなくていいのは、うれしいポイントですよね。
GEXのQ&Aでは、音が大きくなった時はダイヤフラムの亀裂でエアーがもれている場合があり、エアー量が減った時は亀裂や弁の不調の可能性があると説明されています。このサインが出たら、部品の交換を考えましょう。
日本製のエアーポンプを選びたい時は
『できれば日本製がいい』という方もいますよね。ただ、どの国で作られたかは、商品ページに書かれていない機種も多いです。
公式ページで確かめられた例では、ニチドウのノンノイズシリーズの特長に「安心の国産品です」と書かれています。日本製にこだわる時は、パッケージや公式ページの原産国の表示を確かめるようにしましょう。
エアーポンプの人気ランキングは、たくさん売れている機種を知るきっかけになります。ただ、上位の機種が自分の水槽に合うとは限りません。気になる機種を見つけたら、この記事の6つの基準に当てはめてから選ぶと安心です。
エアーポンプ選びのよくある相談
ここでは、エアーポンプのおすすめを聞く相談の中から、閲覧の多いものを取り上げて答えます。
音が静かと書いてあるのに、うるさく感じる
『静かと書かれたポンプを買ったのに、ジーという音が気になる』という相談は、とても多く読まれています。
静音構造のポンプでも、硬い棚に置くと振動が響くことがあります。まずは本体の下にやわらかい敷物を挟む、本体が壁に触れていないか見る、ダイヤルで泡を少し弱める、といった工夫を試してみてください。
それでも気になる時は、騒音値が書かれた機種や、膜を2つにして振動を打ち消す構造の機種を候補に入れてみましょう。
エアー量の多いポンプを教えてほしい
『エアー量の多いエアーポンプが欲しい』という相談もあります。
エアー量の多い機種なら、例えばGEX サイレントフォース3500Sは3.5L/分(無負荷時)、水作 Air-Max 12000 C-4は最大12,000cc(50Hz、開放状態)と書かれています。
ただ、エアー量が多ければいいわけではありません。泡が強すぎると泳ぎが得意でない魚が疲れてしまうこともあるので、水槽の大きさと魚に合わせて選び、必要なら調整バルブで絞りましょう。
小型水槽におすすめのエアレーションは?
『小型水槽のエアレーションのおすすめが知りたい』という声も多いです。
30cm前後の水槽なら、適合水槽が30cm以下や30〜45cmの機種が候補です。例えば、ニッソー サイレントβ-30は30cm以下、水作 水心SSPP-7Sは30〜45cm水槽と書かれています。
小さな水槽ほど泡の勢いが目立つので、エアー量を調節できる機種か、調整バルブを一緒に使うと扱いやすくなります。
よくある質問
水槽用のエアーポンプのおすすめのメーカーはどこですか?
この記事ではメーカーの順位付けはしていません。GEX・水作・ニッソー・テトラ・コトブキ・ニチドウなど、どのメーカーにも小型から大型まで機種があるので、6つの基準で自分の水槽に合う機種を選ぶのが近道です。
エアーポンプは大きめと小さめ、どちらを選ぶべきですか?
迷ったら、今の水槽より少し余裕のある機種を選び、ダイヤルや調整バルブで泡を絞る方法がおすすめです。ただし、泡が強すぎるとメダカのように水の流れが苦手な魚には負担になるので、調整できる仕組みがあるかも確かめましょう。
2口のエアーポンプで1口しか使わない時はどうすればいいですか?
GEXのQ&Aでは、使わない吐出口はそのままにして、封をしないよう書かれています。音が気になる時は、エアーチューブを適度な長さに切って取り付けると軽減できるそうです。
日本製のエアーポンプはありますか?
どこで作られたかが公式ページに書かれていない機種も多いので、パッケージや公式ページの原産国の表示を確かめましょう。公式で確かめられた例では、ニチドウのノンノイズシリーズに「安心の国産品です」と書かれています。
エアーポンプは24時間つけっぱなしでいいですか?
室内の水槽用はつけっぱなしで使うことを前提に作られています。夜に止めてよいかは、水草の量や魚の数で変わります。
まとめ
- エアーポンプのおすすめは水槽ごとに違うので、6つの基準で選ぶ
- 水槽の大きさと水深でパワーを、置く部屋で静かさを決める
- つなぐ数で吐出口(1口・2口・4口)を、使う場所で電源を決める
- 長く使うなら、交換部品が用意されているかも確かめる
- 日本製かどうかは、公式ページやパッケージの表示で確かめる
メーカーごとの特徴を知りたい方は、GEXのエアーポンプや水作のエアーポンプ、エアーポンプのメーカー別の特徴も読んでみてください。





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