旅行・長期不在の時の水槽|エアレーションとエサ・停電への備え

旅行用のスーツケースの奥に置かれた水槽と、留守の間の水槽の備えを紹介する記事タイトル

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旅行や帰省の予定が決まると、うれしい反面『水槽の魚たち、留守の間どうしよう』と心配になりますよね。エサもブクブクも、誰も見ていない間に止まったらと思うと落ち着かないものです。

結論から言うと、水槽を置いて旅行で不在にする時は、日数に合わせて「エサ」「水温」「空気(エアレーション)」「停電」の4つを準備すれば大丈夫です。この記事では、不在の日数ごとの準備表と、出発前にやることを紹介します。

目次

留守の間に水槽で気をつけたい4つのこと

先に結論

留守の間に困りやすいのは、エサ・水温・空気・停電の4つです。日数が長くなるほど準備の量が増えるので、まず何日留守にするかをはっきりさせておきましょう。

いつもは毎日見ている水槽も、留守の間は誰も様子を見られません。だからこそ、出かける前の準備が大事なんです。

気をつけたいこと留守の間に起きやすいこと準備の考え方
エサ入れすぎて水が汚れる短い留守なら控えめに、長い留守は留守番用フードや自動のエサやり機
水温夏は上がり、冬は下がるエアコンやヒーターの動作を確かめる
空気(エアレーション)水温が上がると水に溶ける酸素が減るブクブクとフィルターが動いているかを確かめる
停電ヒーター・フィルターなどがすべて止まる電池式や充電式のエアーポンプを用意する

エアレーションそのものの役目は、エアレーションとは?で詳しく紹介しています。

不在の日数ごとの準備表

ここが大事なところです

2〜3日の留守なら、普段どおりの世話に少し足す程度で十分なことが多いです。1週間を超えるなら、エサの仕組みと停電への備えまで考え、1か月以上なら人に見てもらうことも考えます。

『何日までならエサなしで平気なの?』という疑問は、本当によく聞きます。日数ごとに、準備することを1枚にまとめてみました。

留守の日数エサ水温エアレーション停電への備え
1〜3日出かける朝もいつもどおり。増やさないエアコン・ヒーターの動作を確かめる普段どおり動かす電池式ポンプと予備の電池があると安心
4日〜1週間金魚なら1週間ほどエサなしでも大丈夫とする案内あり。留守番用フードも選べる夏はエアコンをつけたままにする夏は泡を強めに見直す停電で自動に切り替わる充電式も候補
1〜2週間留守番用フードや自動のエサやり機。数日前から慣らすヒーターの空焚き防止機能も確かめるフィルター掃除を済ませ、水の流れを保つ電池の持ち時間を確かめておく
1か月以上家族や知人に定期的に見てもらう季節の変わり目の水温も考える人に見てもらう時に泡を確かめてもらう誰かに見に来てもらえる形にする
留守の日数ごとに、エサ・水温・エアレーション・停電への備えをまとめた準備表の図解

2〜3日なら、慌てて準備しすぎない

水槽レンタル会社の公式Q&Aでは、2〜3日程度ならエサをあげなくても大丈夫と案内されています。

キョーリンの金魚の解説でも、1週間ぐらいはエサを与えなくても大丈夫とされています。ただ、これは金魚についての案内で、熱帯魚で同じ日数が公式に書かれているかは確かめられませんでした。

エサを「多めに入れて出かける」は逆効果

心配で、出かける前にエサをたっぷり入れたくなりますよね。

でも、キョーリンの解説では、多めに与えると残ったエサが水を汚すので、出かける朝もいつもどおりにするよう案内されています。

よくある失敗

留守の間の分までエサをまとめて入れてしまうことです。食べ残しが水を汚し、帰ってきた時に水が濁っていることもあります。量は普段どおりにしておきましょう。

留守の間のエサの考え方

エサの結論

短い留守ならエサは控えめで大丈夫です。長い留守なら、留守番用フードか自動のエサやり機を使います。どちらも、出発の数日前から試して慣らしておくのがコツです。

留守番用フードは、水の中で少しずつ溶けて、魚が数日かけて食べられるように作られたエサです。

例えば、テトラの「留守番ごはん 小型魚用」は5日間用と案内されています。周りから少しずつ柔らかくなる作りだそうです。

水槽レンタル会社のコラムでは、留守番用フードは事前に食いつきを確かめて、数日前から切り替えておくよう案内されています。

当日に初めて入れると、魚が食べずに残ってしまうこともあるんです。

エサの準備チェック
  • 留守の日数に合うフードや機器を選んだか
  • 数日前に試して、魚が食べるかを確かめたか
  • 自動のエサやり機の量と回数を、普段より少なめにしたか
  • 出かける朝の量をいつもどおりにしたか

大型の魚については、エサやりのタイマーで2〜3日に1回あげる方法も、同じコラムで紹介されています。

水温とエアレーション|夏の留守は空気に注意

先に結論

水は温度が上がるほど、溶ける酸素の量が少なくなります。夏に留守にするなら、エアコンをつけたままにして、ブクブクとフィルターがしっかり動いているかを確かめてから出かけましょう。

夏の留守は、水温と酸素の両方が気になりますよね。実は、この2つはつながっているんです。

水温水に溶ける酸素の量(飽和値)
20℃9.09mg/L
25℃8.26mg/L
28℃7.83mg/L
30℃7.56mg/L

数値はJIS K 0102:2016の、淡水・1気圧での飽和値です。水温が上がるほど、水が抱えられる酸素が減っていくのが分かりますよね。

コトブキ工芸のQ&Aでも、エアーポンプは「夏場の高水温で溶存酸素が少ないとき」に使うと説明されています。夏の暑さ対策は夏のエアレーションで詳しく紹介しています。

ヒーターは水温を下げられない

コトブキ工芸のQ&Aでは、ヒーターは水温を上げることはできても、下げることはできないと書かれています。

夏の留守で水温を上げすぎないためには、部屋の温度を保つことが大事です。水槽レンタル会社のコラムでも、エアコンはつけっぱなしが望ましいとされています。

出発前にポンプの置き方も見直す

キョーリンのエアーポンプの説明書では、ポンプは水面より上に置き、下に置く時は逆流防止弁を付けるよう案内されています。

留守中に停電して止まった時、水がチューブを逆流してポンプに入るのを防ぐためです。出かける前に一度見ておきましょう。

停電への備え

先に結論

停電するとヒーターやフィルターなど、電気で動く機材がすべて止まります。留守の間に備えるなら、停電すると自動で電池に切り替わる充電式のエアーポンプが心強い味方です。

『留守の間に停電したらどうしよう』という不安は、なかなか消えませんよね。

水槽レンタル会社のコラムでは、停電への備えとして、乾電池式エアーポンプと予備の電池、充電式のエアーポンプとモバイルバッテリー、断熱シートや発泡スチロールでの保温が挙げられています。

備え留守の間に役立つか公式に書かれていること
乾電池式エアーポンプ誰かが電源を入れないと動かない停電時の使用を案内している製品がある
停電で切り替わる充電式留守中でも自動で動き出すコトブキ オキシー2800は約8時間、省エネモードで約16時間
保温(断熱シートなど)出かける前に準備できる水温の急な変化を和らげる備えとして紹介

例えば、コトブキ工芸の充電式エアポンプ オキシーは、停電の時にバッテリーでの運転に自動で切り替わると案内されています。

ほかの備え方は電池式エアーポンプとエアーポンプの代用で紹介しています。

補足

停電が直ったあと、ろ過フィルターは再起動が必要な場合があると案内されています。帰ってきたら、まず機材が動いているかを確かめてみてください。

出発前にやることと、長い留守が続く時の選び方

先に結論

出発の数日前からエサを試し、前日までにフィルター掃除や機材の確認を済ませます。出張や長い留守が多いなら、お手入れをプロに任せる水槽レンタルという選び方もあります。

出発の前日にバタバタしないよう、やることを順番に並べました。

出発前にやること
  1. 数日前に、留守番用フードや自動のエサやり機を試す
  2. 前日までにフィルターを掃除し、水の流れを保つ
  3. ヒーターの動作と空焚き防止機能を確かめる
  4. フタを閉めて、水の蒸発を抑える
  5. 照明のタイマーを確かめる(1週間を超える時)
  6. 停電に備えて、充電式や電池式のエアーポンプを用意する
旅行に出かける前に水槽でやることを、数日前から当日までの順番で示した図解

照明について、水槽レンタル会社のコラムでは、1週間程度なら点けっぱなしでも問題ないとし、それ以上はタイマーで管理するよう案内されています。小型の水槽なら、自動で水を足す器具を使う方法も紹介されています。

留守が多いなら、プロに任せる選び方も

出張や帰省が多く『そのたびに準備するのが大変』という方もいますよね。

そんな時は、水槽と機材を借りて、定期的なお手入れをプロに任せる水槽レンタルという選び方があります。複数の会社の公式サイトで、利用者の作業は主にエサやり程度とされていて、自動でエサをあげる機器を案内している会社もあります。

もちろん、自分で準備して乗り切るのも立派な選び方です。料金は水槽の大きさ・訪問の回数・地域で変わるので、見積もりで確かめてみてください。仕組みは水槽レンタルとは?で紹介しています。

まずは公式サイトで、対応エリアやプランの内容を確かめてみてください。

水槽レンタル

水槽のお世話まで任せたいなら、メンテナンス付きの水槽レンタルも

水換えやコケ取り、エアーポンプやフィルターの点検まで、プロが定期的に訪問して整えてくれる水槽レンタルという選び方もあります。自宅やオフィスに置けるか、対応エリアやプランの内容をまずは公式サイトで確かめてみましょう。

公式水槽レンタルの公式サイトを見る

(水槽レンタルサービスの公式サイトに移動します。最新の内容は公式サイトで確認してください)

旅行で水槽を留守にする時のよくある相談

先に結論

「エサなしで何日もつか」「大きな水槽の熱帯魚はどうするか」「電気をつけたままで漏電が心配」の3つは、留守にする前によく出る相談です。

旅行で家を空ける方から寄せられる相談を、3つ要約して考え方を紹介します。

5日ほど家族全員で留守にする。メダカはエサなしで平気?

初めて家族全員で5日ほど留守にするので、その間メダカをエサなしにして大丈夫かという相談がありました。

公式に「メダカは何日エサなしで大丈夫」と書かれた案内は見つかりませんでした。5日程度なら、5日間用の留守番用フードを数日前に試しておく方法が考えられます。出かける朝の量は、いつもどおりにしておきましょう。

大きな水槽で熱帯魚を飼っている。旅行中はどうする?

大きめの水槽でテトラやコリドラスなど、いろいろな熱帯魚を飼っている方からの相談です。

熱帯魚は水温が大事なので、ヒーターの動作と空焚き防止機能の確認を優先します。魚の種類が多いと食べる速さも違うので、自動のエサやり機を使うなら事前に試して、量を少なめにしておくと安心です。

電気をつけっぱなしで出かけるので、漏電が心配

留守中も水槽の電気をつけたままにするので、漏電が気になるという相談もありました。

電源コードはコンセントより下でたるませて輪(ドリップループ)を作り、伝ってきた水がプラグにかからないようにしておきましょう。延長コードや電源タップは、製品の取扱説明書の注意書きを確かめてください。

よくある質問

水槽を置いて旅行で不在にする時、エサは何日あげなくても大丈夫ですか?

水槽レンタル会社のQ&Aでは2〜3日程度なら大丈夫、キョーリンの金魚の解説では1週間ぐらいは大丈夫と案内されています。魚の種類で変わるので、長い留守なら留守番用フードなども考えましょう。

留守の間、ブクブクは止めていいですか?

止めずに動かしておきましょう。特に夏は水温が上がって水に溶ける酸素が減るので、出かける前に泡が出ているかを確かめてください。

留守中に停電したらどうなりますか?

ヒーターやフィルターなど電気で動く機材が止まります。停電すると自動で電池に切り替わる充電式のエアーポンプを用意しておくと、留守中でも空気を送れます。

照明はつけっぱなしでいいですか?

水槽レンタル会社のコラムでは、1週間程度なら点けっぱなしでも問題ないとし、それ以上はタイマー管理を案内しています。

まとめ

この記事の要点
  • 留守の間に気をつけたいのは、エサ・水温・空気・停電の4つ
  • エサは出かける朝もいつもどおり。まとめて入れない
  • 長い留守は留守番用フードや自動のエサやり機を数日前から試す
  • 夏はエアコンをつけたままにし、ブクブクとフィルターの動作を確かめる
  • 停電には、自動で切り替わる充電式のエアーポンプが心強い
  • 留守が多いなら、お手入れを任せる水槽レンタルという選び方もある
エアレーションドットコム

エアレーションドットコム 編集部

水槽のエアレーション(ブクブク)について、必要かどうかの判断、エアーポンプやエアストーンの選び方と使い方、メダカ・金魚・熱帯魚・エビなど生き物ごとの考え方を、公的機関とメーカーの公開情報をもとにやさしく整理しているサイトです。 公式サイト

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