オフィス・店舗に水槽を置くなら|購入とレンタルの違いと選び方

オフィスの受付横に置かれた熱帯魚水槽と、オフィス・店舗に水槽を置く時の選び方を紹介する記事タイトル

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受付や待合室に水槽があると、空間の雰囲気がぐっと変わりますよね。『うちのオフィスにも置いてみたい。でも、誰が世話をするの?』と考えて、話が止まっている方も多いはずです。

結論から言うと、オフィスや店舗の水槽は「場所」「重さ」「電源」「世話の担当」の4つを先に決めると、購入かレンタルかが自然に選べます。世話の担当を決めにくい職場なら、水槽をオフィス向けにレンタルして、お手入れごと任せる形が合いやすいです。

この記事では、4つの点検ポイントと、購入とレンタルの違いを表で分かるようにまとめました。

目次

オフィス・店舗に水槽を置く前に考えること

先に結論

家の水槽と違い、オフィスや店舗の水槽は「休みの日に誰もいない」「担当者が異動する」といった事情があります。置く前に、世話を誰が続けるのかまで決めておくのが失敗しないコツです。

水槽を置く目的は、職場によってさまざまです。レンタルの会社は、オフィスに置くメリットとして、働く環境づくりや社内の会話のきっかけ、来客へのブランディングなどを挙げています。

目的がはっきりしていると、水槽の大きさや置く場所も決めやすくなります。

置く目的の例置く場所の例重く見たいこと
来客の印象をよくしたい受付・エントランスいつも見た目が整っていること
待ち時間を和らげたいクリニックや店舗の待合室音が静かで、子どもが触れても安全なこと
働く人の気分転換休憩スペース・会議室の近く世話の担当がはっきりしていること
店の雰囲気づくり店内の壁ぎわ・カウンター近く油や煙の当たらない位置

家の水槽と違うところ

オフィスや店舗では、平日の昼間は人がいても、夜や休日は誰もいなくなります。エサやりや停電の時の対応を、誰がいつするのかを決めておかないと困りますよね。

もう一つ違うのは、担当者が変わることです。『前の担当の人しか、水換えのやり方を知らない』という状態になりやすいんです。

場所・重さ・電源・世話の担当で点検する

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。オフィスや店舗に水槽を置く時は、次の4つで点検してみてください。

点検すること確かめる中身購入して自分たちで置く場合レンタルの場合
場所直射日光が当たらない、水平な場所か自分たちで場所を決める現地確認で一緒に決める
重さ水を入れた水槽の重さに床が耐えるか床の強さを自分たちで確かめる現地確認で床の強さを見てもらえる
電源近くに100Vのコンセントがあるか配線も自分たちで考えるコンセントの位置を見て設計してもらえる
世話の担当エサやり・水換え・機材の点検を誰がするか社内で担当を決めるエサやり以外は業者の訪問が中心
オフィス・店舗の水槽設置を場所・重さ・電源・世話の担当の4つで点検し、購入とレンタルを比べた図解

場所|直射日光と水平

レンタルの会社のQ&Aでは、水槽に合う場所として「床が水平で、直射日光が当たらない場所」が挙げられています。

メーカーの初心者ガイドでも、窓の近くはコケが生えやすいので日光が強すぎない場所に置くよう案内されています。明るいエントランスの窓ぎわは、見栄えはいいのですが、実はコケの掃除が増えやすい場所なんです。

置くスペースの目安を示している会社もあります。

水槽の大きさ置くスペースの目安(レンタルの会社の案内)
45〜60cm約70×40cm
90cm約100×50cm
120cm以上約150×60cm以上

これは水槽台を置くスペースの目安です。お手入れのスタッフが前に立って作業できるよう、手前にも少し余裕を見ておきましょう。

重さ|床の強さを先に確かめる

水槽は、水を入れるととても重くなります。メーカーの初心者ガイドでは、水の重さは1Lで1kgとして、置く台の耐荷重を確かめるよう案内しています。

水槽の大きさごとの重さの目安は、レンタルの会社によって示し方が少し違います。

水槽の大きさ重さの目安(ある会社の案内)別の会社の案内
30cm約30kg記載なし
60cm約70kg記載なし
90cm約200kg総重量200〜300kg
120cm約250kg記載なし
150cm500kg以上記載なし

同じ90cmでも、会社によって示す数字に幅があります。大きな水槽を考えているなら、現地で床を見てもらうのが確実です。

オフィスビルの床は住宅より耐荷重に余裕があると説明している会社もあります。ただ、建物ごとに違うので、ビルの管理会社にも一度確かめておくと安心です。

電源|コンセントと延長コード

水槽の機材を動かすには、家庭用の100Vのコンセントが1口あれば足りると案内している会社があります。フィルター・ヒーター・照明・エアーポンプなどを、まとめてそこから取る形です。

延長コードを使う場合は、漏電防止機能の付いたものを使う、と案内している会社もあります。水を扱う場所なので、ここは気をつけておきたいところですね。

電源まわりで気をつけたいこと

水槽より低い位置のコンセントを使う時は、電源コードにたるみ(ループ)を作って、水がプラグまで伝わらないようにするよう、メーカーのQ&Aで案内されています。配線を加工したりせず、製品の取扱説明書に従ってください。

世話の担当|誰がいつ何をするか

4つの中で、いちばん決めにくいのがここです。エサやりは毎日、水換えや掃除は定期的に、機材の点検は季節ごとに、とやることは続いていきます。

作業頻度の考え方自分たちで置く場合の担当レンタルの場合
エサやり毎日社内の誰か社内の誰か(休日は自動給餌器を案内する会社がある)
水換え・ガラス掃除定期的に社内の誰か訪問のスタッフ
機材の点検・交換不調の時や部品の寿命の時社内の誰か業者
魚の補充魚が減った時自分たちで買い足す月額に含む会社がある

『エサやりくらいなら、誰かがやってくれるだろう』と考えがちですが、実はここがいちばんあいまいになりやすいんです。担当者と、その人が休みの時の代わりまで決めておきましょう。

担当を決める時の話し方

担当を決める場面では、作業をできるだけ具体的に言葉にすると話がまとまりやすいです。例えば、こんなやりとりです。

「エサは毎朝、出社した人が決まった量だけあげる。水換えと掃除は外の業者さんに頼む」

「休みの日はどうするの?」「自動給餌器を使うから、月曜の朝に残りを確かめるだけでいいよ」

ここまで決まっていれば、担当が変わっても引き継ぎがしやすくなります。

引き継ぎメモに書いておくこと
  • エサの種類と、1回にあげる量
  • エサをあげる時間と、休日の対応
  • 業者の連絡先と、訪問の予定日
  • 停電や水漏れの時に、誰に連絡するか

夜間・休日・停電の備え

オフィスは夜や休日に誰もいなくなるので、その間に起きることも考えておきたいところです。

停電すると、フィルター・ヒーター・エアーポンプなど電気で動く機材はすべて止まります。長引くと、水温の急な変化や水の汚れにつながるおそれがあると、レンタルの会社のコラムで説明されています。

起きること備え方の例
停電で機材が止まる電池式や充電式のエアーポンプを予備に置いておく
停電が終わった後機材が動いているか確かめる。フィルターは再起動が要ることがある
休日の空調停止夏や冬は水温が大きく動かないか、季節ごとに確かめる

停電の時に役立つ道具は、電源なしのエアレーションでくわしく紹介しています。

季節と空調の影響

オフィスでは、休日に空調を止めることが多いですよね。夏に部屋の温度が上がると、水槽の水温も上がっていきます。

水に溶けていられる酸素の量は、水温が高いほど少なくなります。メーカーのQ&Aでも、エアーポンプは夏の高水温で酸素が少ない時に使うものと説明されています。

また、ヒーターは水温を上げることはできても、下げることはできないとメーカーのQ&Aにあります。夏の暑さ対策は、空調や置く場所で考える必要があるんです。

購入とレンタルの違い

4つの点検ができたら、次は購入するか、レンタルにするかです。どちらにも良いところがあるので、職場の事情で選んでみてください。

購入して自分たちで置く
  • 水槽の持ち主になれる
  • 大きさやレイアウトを自由に決められる
  • 長く置くほど総額を抑えやすい
  • 魚や水草を自由に入れ替えられる
購入で気をつけたいこと
  • はじめに機材代がまとまってかかる
  • 水換えや機材の点検を社内でする
  • 魚が死んだら自分たちで買い足す
  • やめる時の片づけも自分たちで
比べるところ購入レンタル
はじめの費用機材代・設置費をまとめて払う少なめにする代わりに毎月の料金
毎月の費用消耗品や電気代、頼む場合はメンテナンス費月額料金(電気代・水道代は別のことが多い)
世話社内で担当する訪問のスタッフが中心
自由さ自由に変えられる勝手には変えられない
やめる時自分たちで片づける撤去を業者が行う
オフィス・店舗の水槽を購入する場合とレンタルする場合の、費用の出方と世話の担当の違いを示した図解

購入する場合にそろえるもの

自分たちで購入して置く場合、そろえる物は意外と多いです。メーカーの初心者ガイドでは、水槽・カルキ抜き剤・照明・フィルター・ヒーター・砂利・エサが挙げられています。

さらに、置いてすぐに魚をたくさん入れるのは避けるよう案内されています。はじめは水をきれいにするろ過バクテリアが少ないので、最初の1か月は様子を見ながら少しずつ増やしていく流れです。

『明日から受付に飾りたい』と思っても、自分たちで立ち上げる場合は、見栄えが整うまで少し時間がかかると考えておきましょう。

購入してお手入れだけ頼む方法もある

水槽は購入して、お手入れだけ定期的に業者に頼めるプランを用意している会社もあります。スポットでの掃除に対応している会社もあります。

『水槽は自分たちの物にしたい。でも水換えは手が回らない』という職場なら、この形も候補になります。

レンタルとリースの違い

水槽を借りる契約には「レンタル」と「リース」があり、主に契約の長さと初期費用が違うと説明する会社があります。リースは法人向けに合う、と案内している会社もあります。

何年くらい置く予定かを決めてから、どちらが合うかを相談してみてください。

置く場所ごとに気をつけたいこと

同じオフィスや店舗でも、置く場所によって気をつけることが変わります。よくある場所ごとにまとめました。

置く場所気をつけたいこと
受付・エントランス人通りが多いので、ぶつかって倒れないように固定する
クリニック・店舗の待合室音が気にならないか、子どもの手が届く高さか
会議室・執務スペース機材の音が会議や電話のじゃまにならないか
飲食店調理場の油や煙が当たらない位置か
クリニックの待合室の壁ぎわに置かれた熱帯魚の水槽

人通りの多い場所は固定を

人通りの多い場所では、耐震バンドを付けるのが基本的な対策と案内している会社があります。地震への対策の工事をしてくれる会社もあります。

受付の横など、人がすれ違う場所に置く時は、通り道から少し離すことも考えてみてください。

水槽のガラスに手が触れやすい高さだと、指の跡が目立ったり、子どもがたたいてしまったりすることも。待合室なら、子どもの目線より少し高めの台に置くと、見やすさと安全の両方を保ちやすくなります。

置く場所に迷う時は、現地確認で「この場所とこの場所、どちらが合いますか?」と候補を2つ出して聞いてみるのも手です。法人にも個人にも対応している会社が多いので、オフィス・クリニック・店舗それぞれの設置例をもとに相談に乗ってもらえます。

静かな部屋は機材の音に気をつける

会議室や待合室のように静かな場所では、エアーポンプやフィルターのわずかな音が気になることがあります。

エアーポンプには、振動を抑える脚のゴムや、音を閉じ込める作りをうたうものが多くあります。音が気になる時の対策は、エアーポンプがうるさい時の対策でくわしく紹介しています。

飲食店は油と煙から離す

エアーポンプは空気を吸い込んで水に送る道具です。メーカーの説明書やQ&Aでは、キッチンの近くや、油・煙が出る場所での使用は避けるよう案内されています。

油や湿気で故障しやすくなることがあるので、飲食店では調理場から離れた客席側に置くのがおすすめです。

オフィスの水槽のよくある相談

オフィスや店舗に水槽を置きたい方から、よく見かける相談に答えていきます。

職場の雰囲気をよくしたい。観葉植物と水槽のどちらを借りる?

『オフィスの雰囲気をよくするために、観葉植物や水槽のレンタルを考えている』という相談があります。

水槽を選ぶなら、生き物がいる分、世話の担当をどうするかが観葉植物よりも大事になります。お手入れが月額に含まれるレンタルなら、社内の負担はエサやり程度に抑えやすいです。

医院の待合室の水槽、忙しい日のあとのお手入れがつらい

『医院の待合室に水槽があって、忙しい診療のあとにお手入れをするのが大変』という声も見かけます。

仕事のあとに水換えや掃除をするのは、体力的にもきついですよね。購入した水槽でも、お手入れだけを業者に頼めるプランがあるので、まずは作業の一部を外に出すことから考えてみてください。

休みの日のエサやりはどうする?

オフィスでいちばん多い悩みが、土日や長い休みのエサやりです。

休日用に自動給餌器を案内しているレンタルの会社もあります。自分たちで置く場合も、留守番用のエサや自動給餌器を使う方法があるので、長期不在の時の水槽も参考にしてみてください。

相談のポイント
  • 生き物がいる水槽は、世話の担当まで決めてから置く
  • 仕事のあとのお手入れがつらいなら、作業の一部を業者に頼む
  • 休日のエサやりは、自動給餌器などで備える

オフィス向けの水槽レンタルを考えるなら

4つの点検で「世話の担当を決めにくい」と感じたら、オフィス向けの水槽レンタルが合いやすいです。現地確認で床の強さやコンセントの位置を見てもらえるので、自分たちで調べる手間も減らせます。

申し込みから設置までは、どの会社もおおむね次のような流れで進みます。

オフィスに水槽レンタルを入れるまでの流れ
  1. 電話やメールフォームで問い合わせる
  2. 置きたい場所を見てもらい、目的や希望を伝える
  3. 水槽の大きさや魚の種類の提案と、見積もりを受け取る
  4. 社内で内容を確かめて契約する
  5. スタッフが水槽を設置し、水と魚を入れて立ち上げる
  6. その後は定期的にスタッフが訪問してお手入れをする

打ち合わせを電話・メール・ビデオ通話で進められる会社もあります。見積もりの時に、提案の資料やイメージ画像、契約書のひな形を出してくれる会社もあるので、社内で稟議を通す時にも使いやすいですよ。

『上司にどう説明しよう』と迷ったら、点検した4つの項目と、世話の担当がどう変わるかをそのまま伝えてみてください。

料金は水槽の大きさ・訪問の回数・地域で変わるので、公式サイトの金額だけで決めず、見積もりで確かめるのがおすすめです。比べる時に見るべき項目は、水槽レンタルの選び方|契約前に確かめたい7項目でまとめています。

水槽レンタルの仕組み全体は水槽レンタルとは?で、エアレーションの役割はエアレーションとは?で紹介しています。

毎日の世話や機材の点検まで任せられれば、社内の負担はぐっと軽くなります。まずは公式サイトで、対応エリアやプランの内容を確かめてみてください。

水槽レンタル

水槽のお世話まで任せたいなら、メンテナンス付きの水槽レンタルも

水換えやコケ取り、エアーポンプやフィルターの点検まで、プロが定期的に訪問して整えてくれる水槽レンタルという選び方もあります。自宅やオフィスに置けるか、対応エリアやプランの内容をまずは公式サイトで確かめてみましょう。

公式水槽レンタルの公式サイトを見る

(水槽レンタルサービスの公式サイトに移動します。最新の内容は公式サイトで確認してください)

よくある質問

オフィスに水槽を置くのに、水道の工事は必要ですか?

水槽を水道に直接つなぐ必要はないと案内しているレンタルの会社があります。お手入れの水はスタッフが持ってくる形で、近くに流しがあると便利、という程度です。

オフィスの床は水槽の重さに耐えられますか?

オフィスビルの床は住宅より耐荷重に余裕があると説明する会社もありますが、建物によって違います。大きな水槽ほど重くなるので、現地確認とビルの管理会社への確認をしておきましょう。

イベントや撮影の間だけ水槽を置くことはできますか?

短い期間のレンタルを用意している会社もあります。イベントや撮影向けと案内している例があるので、期間と設置・撤去の段取りを問い合わせの時に伝えてみてください。

オフィスの水槽で育てやすい魚はどう選べばいいですか?

レンタルなら、置く場所や目的を伝えれば魚の種類も提案してもらえます。自分たちで選ぶ場合は、最初は丈夫な魚を少しだけ入れて、様子を見ながら増やすようメーカーの初心者ガイドで案内されています。

オフィスの水槽の電気代はレンタル料金に含まれますか?

電気代・水道代は利用者の負担と案内している会社があります。エアーポンプの電気代の考え方は、エアーポンプの電気代で計算方法を紹介しています。

まとめ

この記事の要点
  • オフィス・店舗の水槽は「場所」「重さ」「電源」「世話の担当」の4つで点検する
  • 水を入れた水槽はとても重く、1Lで1kgとして床や台の耐荷重を確かめる
  • 購入は自由度が高く、レンタルはお手入れごと任せられる
  • 人通り・音・油や煙など、置く場所ごとの注意点も見ておく
  • 料金は水槽の大きさ・訪問の回数・地域で変わるので、見積もりで確かめる
エアレーションドットコム

エアレーションドットコム 編集部

水槽のエアレーション(ブクブク)について、必要かどうかの判断、エアーポンプやエアストーンの選び方と使い方、メダカ・金魚・熱帯魚・エビなど生き物ごとの考え方を、公的機関とメーカーの公開情報をもとにやさしく整理しているサイトです。 公式サイト

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