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エアーポンプを買うと、チューブの先に付ける小さな石のような部品が付いてきますよね。『このストーン、何を基準に選べばいいの?』『泡が弱くなったけど、交換したほうがいい?』と迷う方も多いはずです。
結論から言うと、エアレーションのストーンは「水槽の大きさに合う形とサイズ」と「生き物に合う泡の細かさ」で選べば大きく外しません。そして、泡の様子が変わってきたら交換どきです。
この記事では、エアストーンを形・大きさ・素材で比べた表と、付け方、目詰まりのサインと交換の目安をまとめています。
エアレーションのストーンは何のために付ける?
エアストーンは、エアーポンプから送られた空気を細かい泡にして水中に出す部品です。メーカーの説明では、細かい泡にすると酸素が水に溶けやすくなり、ろ過バクテリアの繁殖も助けるとされています。
ブクブクの石、ブクブクのストーンと呼ばれることも多いですよね。エアーポンプとチューブだけでも泡は出ますが、先端にストーンを付けると、泡が細かく分かれて水中に広がります。
テトラの公式の商品説明では、エアーストーンを使うと「魚に必要な酸素が効率よく溶けるようになります」「ろ過バクテリアの繁殖が促進されて水がきれいになります」と書かれています。
泡そのものと水面の揺れ、両方が大事
もう一つ知っておきたいのが、水面の動きです。テトラの公式では、フィルターの排水で水面がほどよく揺れると酸素の補給になる、と説明されています。
ですから、ストーンで細かい泡を出すことと、泡が水面を揺らすこと。この2つがそろうと、エアレーションの働きが生きてきます。エアレーションの仕組みそのものはエアレーションとは?でやさしく解説しています。
| ストーンを付けた時 | 付けない時(チューブだけ) |
|---|---|
| 泡が細かく分かれて広がる | 大きな泡がまとまって上がる |
| 水に酸素が溶けやすいとメーカーが説明 | 泡は少なく、水面を大きく揺らす |
| 目詰まりするので交換が要る | 目詰まりの心配が少ない |
形・大きさ・素材で比べるエアストーン
ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。エアーポンプのストーンは、形と大きさ、素材によって、合う水槽や泡の出方が変わります。
形で選ぶ
エアストーンの形は、大きく分けて丸型・ロング(棒)型・カーテン型があります。GEXの公式の用品一覧にも、丸ストン・ロングストン・ぶくぶくカーテンの3つの形が並んでいます。
| 形 | 公式に載っている例 | 泡の広がり方 | 向いている水槽 |
|---|---|---|---|
| 丸型 | GEX 丸ストン小(約φ2cm)・丸ストン大・丸ストン50mm | 1か所から柱のように上がる | 小型〜中型の水槽、バケツ |
| ロング(棒)型 | GEX ロングストン10cm・15cm | 横に長く広がる | 横長の水槽 |
| カーテン型 | GEX ぶくぶくカーテン30cm・45cm・60cm | 幕のように一列に上がる | 水槽の幅に合わせて泡を見せたい時 |

『見た目がきれいだから、カーテンにしようかな』と思いますよね。ただ、泡が水槽全体に広がるぶん、水流が苦手な生き物には強すぎることもあります。生き物に合わせて選びましょう。
生き物に合わせて選ぶ
同じストーンでも、飼っている生き物によって合う・合わないがあります。泳ぐ力が弱い生き物や、水流が苦手な生き物には、泡を弱めにできる組み合わせを選びましょう。
| 生き物・場面 | 合いやすいストーンと泡 | 公式の説明から分かること |
|---|---|---|
| メダカ | 細かい泡の小さめのストーン、弱め | キョーリンは「メダカは水の流れが苦手」と説明 |
| 金魚 | 丸型など一般的なストーン | 酸素不足ならブクブクを付けるようキョーリンが説明 |
| ベタ | 使うならごく弱く | コトブキ工芸は「強い水流を嫌います」と説明 |
| 釣りのバケツ | 小さく転がりにくいストーン | 釣り用はセラミックストーンなどが用意されている |
テトラには、メダカをエアレーションの水流から守る「メダカのバブルガードリング」という用品もあります。泡のまわりを囲って、メダカが泡に巻きこまれにくくするものです。
大きさで選ぶ
ストーンは大きいほど泡の出る面が広くなり、たくさんの泡を出せます。ただし、そのぶんポンプから送る空気も多く必要です。
GEXの公式Q&Aでは、吐出量はエアーストーンの種類やチューブの長さ、水深などで変わると書かれています。ストーンを大きくしたのに泡が弱い、という時は、ポンプの力が足りていないこともあります。
- 水槽の幅に対して大きすぎないか
- ポンプの吐出量と適合水槽に余裕があるか
- 水深が深い水槽なら、ポンプの使用水深が足りるか
- 水槽の底に置いて安定するか
ポンプの吐出量の目安はエアーポンプの吐出量の目安で確かめられます。
素材で選ぶ
ストーンの素材は商品によってさまざまです。例えばハピソンのセラミックストーンYH-467Pは「多孔質のストーンがミクロの泡をつくる」と説明されています。
多孔質とは、細かいすき間がたくさん空いている状態のことです。すき間が細かいほど泡も細かくなりますが、そのぶん汚れで詰まりやすくもなります。
素材の名前や特徴はパッケージに書かれていることが多いので、買う時に見てみてください。
海水で使えるかどうかは、ストーンの商品ごとに違います。海水の水槽で使う時は、パッケージに海水で使えると書かれているかを確かめましょう。
泡の細かさと静かさで選ぶストーン
形と大きさが決まったら、次は泡の細かさです。泡の細かさは、酸素の溶けやすさだけでなく、音や水はねにも関わってきます。
| 泡の細かさ | 良いところ | 気をつけたいこと | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 細かい泡 | 酸素が溶けやすいとメーカーが説明、音がおだやか | 目詰まりしやすい | メダカ・小型魚、寝室の水槽 |
| ふつうの泡 | 目詰まりしにくく扱いやすい | 細かい泡より水面がにぎやか | 金魚・一般的な水槽 |
| 大きい泡(ストーンなし) | 水面を大きく揺らす | 音や水はねが出やすい | 一時的な酸素の補給 |

テトラの公式では、メダカの飼育に「気泡が細かいエアーストーンを設置するのがおすすめ」と書かれています。泡の大きさによる違いは、エアレーションの泡の大きさでくわしく紹介しています。
エアレーションを静かにしたい時のストーン
『ブクブクの音がうるさくて眠れない』という方も多いですよね。実は、ポンプの音だけでなく、泡が水面ではじける音も気になる原因になります。
静かにしたい時は、ストーンで泡を細かくして、空気の量を少し絞るのが効果的です。泡が細かく量が少ないほど、水面ではじける音はおだやかになります。
- 細かい泡が出るストーンに替える
- エア調節バルブ(コック)で空気の量を少し絞る
- ストーンを水槽の奥や隅に置き直す
GEXのエア調節バルブGX-80は、エアーの量を自由に調節できて、メダカなど強い水流が苦手な魚に向いていると公式に書かれています。バルブの使い方はエアレーションの調整バルブ・コックで紹介しています。
水面ではねた水がフタや周りをぬらす時は、エアレーションの水はね対策も参考になりますよ。
エアストーンの付け方と置き場所
エアストーンの付け方は難しくありません。ただ、最初のひと手間で泡の出方が変わるので、順番に見ていきましょう。
- 新しいストーンを水に入れ、しっかり水を含ませる
- エアーチューブの先端にストーンを差し込む
- チューブのもう一方をポンプの吐出口につなぐ
- ストーンを水槽の底に置き、チューブを吸盤で壁に固定する
- ポンプを水面より高い位置に置き、電源を入れて泡を確かめる
水作の公式の説明書では、プラストン(水作のストーン)は「水を十分含ませてからご使用ください。約1日で細かい気泡になります」とされています。最初は泡が粗くても、1日ほど様子を見てみましょう。
つなぎ方の全体はエアレーションのやり方で、置き場所の考え方はエアレーションの位置と置き場所でくわしく紹介しています。
エアレーションのストーンが浮く時は
『ストーンを沈めても、ぷかぷか浮いてきてしまう』という悩みもよく聞きます。エアレーションのストーンが浮く時は、次のことを見直してみてください。
| 浮く原因 | 試したいこと |
|---|---|
| ストーンが水を含んでいない | しばらく水に沈めて、中の空気を抜く |
| チューブのクセで引っぱられている | チューブを吸盤で壁に固定する |
| ストーンが軽くて小さい | 少し大きいサイズや重さのあるものに替える |
| 底で転がる | 転がり防止のキャップ付きのものを選ぶ |
ハピソンのセラミックストーンには、転がり防止用の三角キャップが付いています。こうした工夫のある製品も選択肢になります。
エアレーションの先端・ノズルの選び方
エアレーションの先端には、ストーンのほかに、投げ込み式のフィルターをつなぐ使い方もあります。チューブだけで先端に何も付けない、という方もいますよね。
先端をどうするかは、水槽で何をしたいかで決めましょう。
| 先端に付けるもの | できること |
|---|---|
| エアストーン | 細かい泡で酸素を送る |
| 投げ込み式フィルター | 泡で水を動かしながら、ろ過もする |
| 何も付けない(チューブだけ) | 大きな泡で水面を揺らす |
ノズル型の先端や、ストーンとフィルターの違いはエアレーションの種類で比べています。
ポンプを水面より低い位置に置くと、止まった時に水が逆流して故障の原因になります。水作・GEX・ダイソーの公式でも、水面より高い位置に置くよう書かれています。低い位置にしか置けない時は、逆流防止弁を付けましょう。
目詰まりのサインと交換の目安
ストーンは使っているうちに、汚れや水あかで細かいすき間が詰まっていきます。ここでは、交換を考えたいサインをチェックリストにしました。
- 泡が少なくなった、細くなった
- 泡が粗くなり、大きな泡がまとまって出る
- ストーンの一部からしか泡が出ない
- 表面が茶色や緑色に汚れている
- ポンプの音が前より苦しそうに聞こえる

水作の公式の説明書では、気泡が少ない(細い)時は「プラストンの目詰まり、またはエアポンプの機能低下が考えられます」とされています。泡が弱くなったら、まずストーンを疑うのが近道です。
ストーンとポンプ、どちらが原因かを見分ける
泡が弱い時に、ストーンが原因かポンプが原因かを見分けるには、簡単な確かめ方があります。
- チューブからストーンを外し、チューブの先を水に入れる
- チューブから勢いよく空気が出ればポンプは元気。ストーンの目詰まりを疑う
- チューブからの空気も弱ければ、チューブの折れや抜けを確かめる
- それでも弱ければ、ポンプのゴム(ダイヤフラム)の傷みを疑う
ポンプのゴムは消耗品で、GEXのe〜AIRは「半年~1年を目安に交換」と公式に書かれています。ポンプの寿命と部品交換はエアーポンプの寿命と交換時期でくわしく紹介しています。
交換の目安は「期間」より「泡の様子」
ストーンを何か月で替えるべきか、期間をはっきり示した公式の資料は見つかっていません。メーカーの説明も、泡が少ない・細いといった症状で交換をすすめる書き方です。
ですから、交換の目安は「何か月たったか」より「泡の様子が変わったか」で考えましょう。毎日エサをあげる時に、泡の量をちらっと見るクセをつけておくと、変化に気づきやすくなります。
| 泡の様子 | 考えられること | すること |
|---|---|---|
| 前より泡が少ない・細い | ストーンの目詰まり | ストーンを交換する |
| 泡のかたまりが出る(投げ込み式) | ろ材や砂利の目詰まり | 水洗いか交換 |
| チューブだけでも弱い | ポンプかチューブの不調 | チューブ・ポンプを点検 |
投げ込み式フィルターで泡のかたまりが出る時は、水作の説明書では、ろ材や砂利の目詰まりとして水洗いか交換をすすめています。
ストーンを長持ちさせるコツ
『せっかく替えたのに、すぐ泡が弱くなる』という時は、置き方を少し見直してみましょう。ちょっとした工夫で、目詰まりまでの時間がのびることがあります。
- ストーンを砂利や砂に埋めず、表面に置く
- エサの食べ残しをこまめに取り、水の汚れを減らす
- 水換えの時に、ストーンの表面の汚れも見る
- 予備のストーンを1つ持っておき、すぐ替えられるようにする
予備が手元にあれば、泡が弱くなった時にすぐ替えて、ストーンが原因かどうかも確かめられます。交換用のストーンは、メーカーごとに専用品が用意されていることも多いです。
エアストーンでよくある相談
ここでは、エアストーンについて多く読まれている相談に答えます。
水耕栽培でエアーポンプとストーンを入れるのはなぜ?
『水耕栽培で、なぜエアーポンプとエアーストーンを入れるの?』という相談は、とてもよく読まれています。
理由は、植物の根にも酸素が必要だからです。農研機構の資料では、根が水に浸ると腐る理由として、水中は酸素が少なく根が酸素不足になることが挙げられています。
ストーンで細かい泡を出すと、培養液に酸素を送りやすくなります。水耕栽培での考え方は水耕栽培のエアレーションでくわしく紹介しています。
ストーンを付けずにチューブだけのほうが、泡が大きくていい?
『エアストーンを付けずにチューブだけにしたら、泡が大きくて勢いがある。こっちのほうがいいの?』という相談もあります。
チューブだけだと、ストーンを通らないぶん空気が出やすく、大きな泡が水面を大きく揺らします。一方で、メーカーの説明では、細かい泡のほうが酸素が水に溶けやすいとされています。
どちらが良いかは、水槽の状態しだいです。水面を動かしたいならチューブだけ、細かい泡で水中に広げたいならストーン、と使い分けてみてください。音や水はねが気になるなら、ストーンを付けたほうがおだやかになります。
ポンプから空気は来ているのに、ストーンから泡が出ない
『ポンプから空気は来ているのに、エアーストーンから泡が出てこない』という相談も読まれています。
まずは、ストーンを新しいものに替えて試してみましょう。それでも出ない時は、ポンプの吐出圧(空気を押し出す力)が水深に足りていないことがあります。
GEXの公式Q&Aでは、吐出量が同じ機種でも、吐出圧が高い機種のほうが水深が深くても吐出量を確保できる、と説明されています。深い水槽では、使用水深に余裕のあるポンプを選ぶのが大事です。
フィルターがあるのに、ストーンも入れたほうがいい?
『投げ込み式のフィルターを使っているけれど、バクテリアのために別にストーンも入れたほうがいい?』という相談もあります。
GEXのロカボーイは、エアーで動く水中フィルターで「細かな泡で酸素たっぷり」と説明されています。ですから、投げ込み式を使っているなら、それだけで泡による酸素の補給はできています。
魚の数が多い時や、夏で水温が高い時に酸素が足りないと感じたら、ストーンを足すのも一つの手です。フィルターとエアレーションの役割の違いはエアレーションとフィルターの違いで紹介しています。
よくある質問
エアストーンはどのくらいで交換すればいいですか?
期間をはっきり示した公式の資料は見つかっていません。泡が少なくなった・細くなった・粗くなったなど、泡の様子が変わったら交換を考えましょう。
エアストーンを洗って使い回してもいいですか?
汚れが表面だけなら、水で洗うと泡が戻ることもあります。洗っても泡が戻らない時は、細かいすき間が詰まっているので交換しましょう。洗う時は洗剤を使わないようにしてください。
エアレーションのストーンが浮いてしまいます。
新しいストーンは中に空気が残っていて浮きやすいので、しばらく水に沈めて水を含ませましょう。チューブのクセで引っぱられている時は、吸盤で壁に固定すると落ち着きます。
静かなエアストーンはありますか?
泡が細かいストーンにして、エア調節バルブで空気の量を少し絞ると、水面ではじける音がおだやかになります。ポンプ本体の音が気になる時は、置き方や敷物も見直してみてください。
どのメーカーのストーンでもポンプにつなげますか?
チューブの太さが合えばつなげることが多いです。ストーンの差し込み口とチューブの内径が合うかを確かめましょう。
まとめ
- エアストーンは空気を細かい泡にして、酸素を水に溶けやすくする部品
- 形は丸型・ロング型・カーテン型。水槽の幅と生き物に合わせて選ぶ
- 細かい泡は音がおだやかだが、目詰まりしやすい
- 新しいストーンは水を含ませてから使い、浮く時は固定する
- 交換の目安は期間より、泡の量や細かさの変化で判断する
ストーンの泡の強さを調整したい方は、エアレーションの強さも読んでみてください。





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