エアレーションの位置と置き場所|ストーンの場所とポンプを置く高さ

水面より高い棚に置いたエアーポンプと水槽の端で泡を出すエアストーンの様子と、エアレーションの位置を紹介する記事タイトル

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エアレーションを付けたものの、『エアストーンってどこに置くのが正解?』『ポンプは床に置いても大丈夫?』と迷っていませんか。置き場所ひとつで、泡の効き方も、トラブルの起きやすさも変わってきます。

結論から言うと、エアレーションの位置は「ストーンの場所」と「ポンプの高さ」を分けて考えると決めやすくなります。この記事では、それぞれの決め方を順番に紹介します。

目次

エアレーションの位置は「ストーン」と「ポンプ」で分けて考える

先に結論

エアストーンの位置は、水面全体が動くかどうかで決めます。迷ったら水槽の端、フィルターの排水と反対側が目安です。ポンプの位置は、水面より高い所が基本です。水槽より下に置くなら、逆流防止弁を付けておきましょう。

エアレーションの位置というと、泡の出る場所だけを思い浮かべる方も多いですよね。でも実は、水槽の外に置くポンプの位置も同じくらい大事なんです。

決めること何を基準に決めるか間違えると起きやすいこと
エアストーンの位置水面全体が動くか・生き物の居場所が残るか水がよどむ・生き物が流される
ポンプの置き場所水面より高いか・逆流の心配があるか水がポンプへ逆流する
電源の位置水がコードを伝わらないかプラグが濡れる
エアレーションの位置をエアストーンの場所とポンプの高さに分けて考える図解

エアレーションの役割から知りたい方は、エアレーションとは?水槽に空気を送る意味と仕組みもあわせて読んでみてください。

エアストーンの位置は「端・フィルターの近く・真ん中」で比べる

ここからは、水槽の中のエアレーションの位置を見ていきます。よく置かれる3つの場所を比べてみましょう。

置く場所よいところ気をつけたいところ向いている水槽
水槽の端端で上がった水が反対側へ流れ、全体が回りやすい端の水面だけが強く揺れる一般的な水槽
フィルターの近く泡で動いた水がフィルターに集まりやすい吸い込み口に泡が入ると音が出ることがあるろ過を効かせたい水槽
真ん中左右に流れが分かれる泡が目立ち、レイアウトの邪魔になりやすい横に長い水槽

迷ったら、水槽の端の、フィルターの排水と反対側に置くのがおすすめです。排水と泡がそれぞれ別の場所の水面を揺らすので、水面全体が動きやすくなります。

生き物の「休める場所」を残す

メダカは水の流れが苦手で、流れの弱いフィルターを選ぶようメーカーは案内しています。ベタも強い水流を嫌うとされています。

こうした生き物がいる水槽では、泡の近くに隠れ家や水草を置かず、反対側に静かな場所を残してあげてください。

「泡の真上にずっとメダカがいないんだけど」
「流れが届かない側に集まっているなら、居場所はちゃんとあるってことだね」

エアストーンの位置を決める時の確認点
  • 泡の上の水面が揺れて、その揺れが反対側まで届いているか
  • フィルターの排水と泡が同じ場所に集まっていないか
  • 流れが届かない静かな場所が残っているか
  • 泡が水草や流木の下に入り込んでいないか

水面近くに置くか、底に置くか

エアストーンは底に置くのが一般的ですが、水面近くに置く方法もあります。

メーカーのQ&Aでは、ポンプから出る空気の量は水深によって変わると説明されています。浅い位置に置けば、同じポンプでも空気が出やすくなるんです。

一方で、浅い位置だと泡が上がる距離が短く、水槽の下のほうの水は動きにくくなります。

置く深さよいところ気をつけたいところ
底に置く泡が上がる間に水槽全体の水を動かす深い水槽ではポンプの力が要る
水面近くに置く水面を大きく揺らしやすい下の水が動きにくい・水はねしやすい

水はねが気になる時の工夫はエアレーションの水はね対策で紹介しています。

位置を決める手順

置き場所は一度で決めなくて大丈夫です。少しずつ動かしながら、ちょうどいい場所を探してみてください。

エアストーンの位置を決める手順
  1. フィルターの排水がどこに当たっているかを見る
  2. 排水と反対側の端の底にエアストーンを置く
  3. 照明の映り込みで、水面全体が揺れているかを見る
  4. 生き物が泡を避けすぎていないかを半日ほど見る
  5. 気になる所があれば、少しずつ位置や泡の量を変える

水槽のタイプ別のストーンの位置

水槽によって、合いやすいエアストーンの位置は少しずつ違います。ご自分の水槽に近いものを探してみてください。

水槽のタイプ合いやすい位置理由
水草が多い水槽後ろ側の角、水草の少ない所泡を目立たせず、水草の茂みの奥の水も動かせる
金魚の水槽端で、フィルターの排水と反対側水面全体を動かしやすい
メダカの小型水槽端で、泡を弱めに流れが苦手なので静かな場所を残す
屋外の睡蓮鉢鉢の縁に近い所中央の水面を浮草で覆いすぎず、泳ぐ場所を残せる

投げ込み式やスポンジフィルターの位置

泡で水を動かすフィルターも、置き方に決まりがあります。メーカーの説明では、スポンジフィルターは吐出パイプの先端が水面より下になる位置で使うのが適正とされています。水の出口が水面より上に出ると、通る水の量が下がるそうです。

投げ込み式フィルターは、水槽の底に沈めて使います。エアストーンと同じく、フィルターの排水と反対側の端に置くと、水面全体が動きやすくなりますよ。

エアーポンプの置き場所は水面より高い所が基本

次は、水槽の外のエアーポンプの置き場所です。ここは、メーカーがはっきり案内しているポイントがあります。

複数のメーカーの取扱説明書や公式ページで、ポンプは水面より高い位置に設置するよう案内されています。低い位置に置くと、水槽の水がポンプの中へ逆流して故障の原因になる、とも書かれています。

エアーポンプの設置場所の確認点
  • 水槽の水面より高い場所か
  • 水平で、ぐらつかない場所か
  • 水はねがかからない場所か
  • 布やタオルで覆われない、風通しのある場所か
  • キッチンの近くなど、油煙や湿気の多い場所ではないか

屋内専用のポンプは、屋根があってもベランダや軒下で使わないようメーカーは案内しています。屋外に置きたい時は、屋外で使えると書かれた製品か確かめてください。

よくある置き場所を比べる

実際にポンプを置く場所は、家によって限られますよね。よくある置き場所を比べてみました。

置き場所高さ気をつけたいこと
水槽の横の棚水面より高くしやすい水はねが届かない距離をとる
水槽台の天板の空き水槽の底と同じ高さで、水面より低い逆流防止弁を付ける
水槽のフタの上水面より高い振動がフタに伝わって音が出やすい・水滴に注意
床水面より低い逆流防止弁を付ける・ほこりや足元に注意

『フタの上なら高いし楽そう』と思いがちですが、フタは水滴がつきやすい場所でもあります。濡れない所に置けるかを先に確かめてみてください。

コンセントの位置も一緒に見る

ポンプの高さと同じくらい大事なのが、コンセントの位置です。メーカーは、水槽より高い位置のコンセントを使うよう案内しています。

低い位置のコンセントを使う時は、電源コードにたるみ(ループ)を作って、水がコードを伝ってプラグにかからないようにしましょう。

エアーポンプを水槽より下に置く時の考え方

『棚がなくて、どうしても床に置くしかない』という方もいますよね。エアーポンプを水槽より下に置く時は、逆流の心配があるかどうかで考えます。

ポンプの位置逆流の心配やること
水面より高い少ないそのまま使える。逆流防止弁があればより安心
水面より低いある逆流防止弁を付ける
水面より低く、弁もない大きい置き場所を変えるか、弁を付けてから使う

逆流防止弁は、メーカーの説明では「水槽の水がエアーポンプに逆流するのを防止する」部品です。ポンプによっては、最初から箱に入っているものもあります。

よくある失敗

ポンプを床に置いて逆流防止弁を付けずに使うことです。停電やコンセントが抜けてポンプが止まった時に、水がチューブを伝ってポンプに戻ることがあります。

付け方と向きの見分け方は逆流防止弁の付け方で紹介しています。

吊るす置き方もある

エアーポンプを吊るす置き方もあります。メーカーの製品にも、本体にフックが付いていて、水槽の壁面にすっきり固定できるものがあります。

吊るす時も、ポンプは水面より高い位置にあるかを確かめてください。チューブが引っぱられて抜けないよう、少し余裕を持たせておくと安心です。

水槽の縁より上にフックで吊るしたエアーポンプと、たるみを持たせたエアチューブの様子

チューブの長さにも余裕を持たせる

ポンプとストーンの位置が決まったら、その間をつなぐチューブの長さも見ておきましょう。

チューブが短いとピンと張って、ポンプが引っぱられたり、つなぎ目が抜けたりしやすくなります。反対に長すぎると、途中で折れたりたるみに水がたまったりすることがあります。

チューブは水に触れる部分から硬くなるとメーカーは説明しているので、硬くなったら交換しましょう。選び方はエアーチューブの選び方で紹介しています。

よくある相談:ポンプの位置と音の悩み

ここでは、エアレーションの位置についてよく寄せられる相談を、要約して紹介します。同じ悩みの方も多いはずです。

「チューブを上に持ち上げておけば、ポンプが下でも逆流しない?」

ポンプを水面より下に置くと逆流すると聞いたけれど、チューブを一度高く持ち上げておけば大丈夫か、という相談があります。

チューブの形で逆流を防ぐ方法を、メーカーが案内している資料はこの記事では見つけられませんでした。メーカーが案内しているのは、ポンプを水面より高く置くか、逆流防止弁を付けることです。

回答のポイント

チューブの取り回しに頼らず、逆流防止弁を付けておくのが安心です。ポンプを高い位置に移せるなら、それがいちばんシンプルです。

「説明書に、ポンプは水面より高く置くと書いてある。なぜ?」

買ったエアーポンプの説明書に、水面より高い位置に置くよう書かれていたけれど理由が分からない、という相談もあります。

理由は、ポンプが止まった時に水槽の水が逆流するのを防ぐためです。メーカーの取扱説明書でも、低い位置に置くと逆流して故障の原因になると説明されています。

『棚の上に置き直すのは面倒だな』と感じる方もいるかもしれません。それでも、ポンプが止まるのは停電やコンセントが抜けた時など、こちらが気づかないうちに起こることがあるんです。

「ポンプを吊るしてもうるさい」

ポンプを吊るしても音がうるさい、という相談も見かけます。

吊るすことで台に伝わる振動が減ることはあっても、ポンプ本体の音は残ります。泡の量を絞る、静音をうたうポンプに替えるなど、ほかの方法と組み合わせてみてください。音の対策はエアーポンプがうるさい時の対策で紹介しています。

よくある質問

エアレーションの位置は、水槽のどこがいいですか?

迷ったら水槽の端で、フィルターの排水と反対側がおすすめです。水面全体が動きやすく、反対側に静かな場所も残せます。

エアーポンプの置き場所は、水槽の横でもいいですか?

水面より高い位置で、水はねがかからない場所なら大丈夫です。水槽より低い場所に置く時は、逆流防止弁を付けておきましょう。

エアーポンプを水槽より下に置くと、どうなりますか?

ポンプが止まった時に、水がチューブを伝ってポンプに戻ることがあります。メーカーは水面より高い位置に置くよう案内しているので、難しい時は逆流防止弁を付けてください。

エアーポンプを吊るす時の注意点は?

吊るす位置が水面より高いかを確かめ、チューブに少し余裕を持たせて抜けないようにしましょう。

エアストーンは水面近くに置いてもいいですか?

置いても大丈夫です。浅い位置のほうが空気は出やすくなりますが、水槽の下のほうの水は動きにくくなります。水はねも出やすいので、生き物の様子を見ながら決めてください。

まとめ

この記事の要点
  • エアレーションの位置は、ストーンの場所とポンプの高さを分けて考える
  • ストーンは迷ったら水槽の端、フィルターの排水と反対側が目安
  • 生き物が休める静かな場所を残す
  • ポンプは水面より高い所が基本で、低いなら逆流防止弁を付ける
  • コンセントの位置とコードのたるみも一緒に見る

置き場所が決まったら、つなぎ方の手順はエアレーションのやり方で確かめてみてください。

エアレーションドットコム

エアレーションドットコム 編集部

水槽のエアレーション(ブクブク)について、必要かどうかの判断、エアーポンプやエアストーンの選び方と使い方、メダカ・金魚・熱帯魚・エビなど生き物ごとの考え方を、公的機関とメーカーの公開情報をもとにやさしく整理しているサイトです。 公式サイト

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