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エアーポンプとチューブを買ってきたものの、『どの順番でつなげばいいの?』『逆流防止弁ってどっち向き?』と手が止まってしまうこと、ありますよね。
結論から言うと、エアレーションのやり方は「ポンプ、チューブ、逆流防止弁、調整バルブ、エアストーン」の順でつなぐだけです。ポンプを水面より高い所に置けば、大きな失敗はしません。この記事では、必要なものから設置の手順、つまずきやすい所までを順番に紹介します。
エアレーションのやり方は「5つの部品を順番につなぐ」だけ
エアレーションは、エアーポンプ・エアーチューブ・逆流防止弁・調整バルブ・エアストーンの5つを、ポンプ側から順番につなげば始められます。いちばん大事なのは、ポンプを水面より高い位置に置くことと、電源コードにたるみを作って水がプラグに伝わらないようにすることです。
まずは全体の流れをつかんでおきましょう。空気はポンプで作られて、チューブを通り、途中の部品を抜けて、水槽の中のエアストーンから泡になって出ていきます。
| 順番 | 部品 | 役割 |
|---|---|---|
| 1 | エアーポンプ | 空気を送り出す |
| 2 | エアーチューブ | 空気の通り道 |
| 3 | 逆流防止弁 | 水がポンプへ戻るのを防ぐ |
| 4 | 調整バルブ(コック) | 泡の量を調整する |
| 5 | エアストーン | 空気を細かい泡にして出す |
逆流防止弁と調整バルブは、なくても泡は出ます。ただ、つけておくとトラブルを防げたり、泡の強さを生き物に合わせられたりするので、最初から用意しておくと安心ですよ。

エアレーションの役割そのものを知りたい方は、エアレーションとは?水槽に空気を送る意味と仕組みから読んでみてください。
エアレーションに必要なもの
ここでは、エアレーションに必要なものを一つずつ見ていきます。お店で迷わないように、選ぶ時のポイントも一緒にまとめました。
- エアーポンプ(水槽のサイズに合ったもの)
- エアーチューブ(ポンプの吐出口に合う太さ)
- 逆流防止弁(ポンプを低い位置に置く時は特に)
- 調整バルブ(泡の量を絞りたい時)
- エアストーン(または投げ込み式フィルター)
- 吸盤(キスゴム)など、チューブを留める器具
エアーポンプ
エアーポンプは、エアレーションの中心になる装置です。メーカーのポンプには、適合する水槽のサイズや、使える水深の目安が書かれています。
例えば、あるメーカーの小型ポンプは「水深35cm以下・幅45cm水槽以下」、別のポンプは「水深50cm以下・幅120cm水槽以下」です。このように、機種ごとに違います。まずはご自分の水槽のサイズに合うかを確かめてください。
選び方はエアーポンプとは?や水槽用エアーポンプの選び方で詳しく紹介しています。
エアーチューブ
エアーチューブは空気の通り道です。メーカーのQ&Aでは、使えるエアーチューブを外径5mm・内径4mmと案内している例があります。
ポンプの吐出口と太さが合わないと、外れたり空気がもれたりするので、ポンプの説明書で確かめておきましょう。チューブの選び方はエアーチューブの選び方で紹介しています。
逆流防止弁と調整バルブ
逆流防止弁は、メーカーの説明では「水槽の水がエアーポンプに逆流するのを防止する」部品です。ポンプによっては、最初から箱に入っているものもあります。
調整バルブ(コック)は、空気の量を調整する部品です。メーカーの説明では、エアーの量を自由に調節できるので、メダカなど強い水流が苦手な魚に向いているとされています。
エアストーン
エアストーンは、空気を細かい泡にする部品です。メーカーの説明では、細かい泡で酸素が効率よく溶けるようになるとされています。
ろ過も一緒にしたいなら、エアストーンの代わりに投げ込み式フィルターをつなぐ方法もあります。種類の違いはエアレーションの種類で紹介しています。
分岐やジョイントがあると便利
1台のポンプから2か所以上に空気を送りたい時は、分岐の器具を使います。メーカーの用品一覧には、二股や三又の分岐が並んでいます。
ほかにも、2口を1口に、1口を2口にするY字のジョイントや、チューブ同士をまっすぐ・L字につなぐジョイントがあります。チューブを曲げずに角を回したい時は、L字のジョイントが役に立ちますよ。
エアーポンプのセットを選ぶ方法も
『一つずつ選ぶのは大変そう』という方は、セット品を選ぶのも一つの方法です。
例えば、あるメーカーの小型水槽向けのセットには、エアーポンプ、投げ込み式フィルター、チューブ、カルキ抜き、吸盤がまとめて入っています。エアレーションのセットを選ぶ時は、何が入っていて何が別売かを箱の表示で確かめてみてください。
| 選び方 | よいところ | 気をつけたいところ |
|---|---|---|
| エアーポンプのセット | 部品の太さが合っていて迷いにくい | 逆流防止弁や調整バルブが入っていないことがある |
| 部品を一つずつ選ぶ | 水槽に合わせて細かく選べる | チューブの太さなどを自分で合わせる必要がある |
水深や部品で、泡の出方は変わる
同じポンプでも、つなぎ方で泡の出方は変わります。メーカーのQ&Aでは、吐出量は水深だけでなく、エアストーンの種類やろ過機、チューブの長さ、分岐のしかたでも変わると説明されています。
また、吐出量が同じに見えるポンプでも、空気を押し出す力(吐出圧)が高い機種のほうが、水深が深くても吐出量を確保できると説明されています。深めの水槽では、適合する水深の表示を特によく見ておきましょう。
つなぐ順番とつまずきやすい所の工程表
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。エアレーションの設置方法は、つなぐ順番ごとに「つまずきやすい所」があります。工程ごとに先に知っておけば、ほとんどの失敗は防げますよ。
| 工程 | やること | つまずきやすい所 | 防ぎ方 |
|---|---|---|---|
| 1 ポンプを置く | 水面より高い場所に置く | 床に置いて逆流する | 棚の上に置く・低いなら逆流防止弁 |
| 2 チューブを切る | 必要な長さに切る | 短すぎて届かない | 余裕を持って測ってから切る |
| 3 逆流防止弁を付ける | ポンプ側と水槽側を確かめて付ける | 向きを逆に付けて泡が出ない | 本体の表示と説明書で向きを確かめる |
| 4 調整バルブを付ける | 逆流防止弁の水槽側に付ける | 閉じたまま電源を入れる | 最初は開けておく |
| 5 エアストーンを付ける | チューブの先に差し込む | 新品で泡が粗い | 水を含ませてなじませる |
| 6 電源を入れる | コードにたるみを作ってから差す | 水がコードを伝う | プラグより下にたるみを作る |

逆流防止弁の向きの見分け方は、逆流防止弁の付け方で詳しく紹介しています。
エアレーションの設置の手順
それでは、実際のやり方を手順で見ていきましょう。初めての方でも、この順番どおりに進めれば大丈夫です。
- ポンプを置く場所を決める(水槽の水面より高い所)
- ポンプから水槽の底までの長さを測り、チューブを少し長めに切る
- ポンプの吐出口にチューブを差し込む
- チューブの途中を切り、逆流防止弁を向きを確かめてつなぐ
- 逆流防止弁の水槽側に、調整バルブをつなぐ
- チューブの先にエアストーンを差し込み、水槽の底に置く
- チューブを吸盤で水槽のガラスに留める
- 電源コードにたるみ(ループ)を作ってから、コンセントに差す
- 泡の量を見ながら、調整バルブで強さを合わせる
ポンプは水面より高い位置に置く
メーカーの取扱説明書では、本体は水面より高い位置に置くよう案内されています。低い位置に置くと、水槽の水がポンプの中へ逆流して故障の原因になる、とも書かれています。
棚の上や水槽台の天板など、水面より高い場所に置きましょう。置き場所の考え方はエアレーションの位置と置き場所で紹介しています。
コンセントとコードの注意
電源コンセントも、水面より高い位置にあるのが理想です。メーカーの説明では、低い位置のコンセントを使う時は、電源コードにたるみを作って、水がコードを伝ってプラグにかからないようにするよう案内されています。

コードをピンと張ったままコンセントに差してしまうことです。水がコードを伝ってプラグまで届くことがあります。コンセントより低い位置に、コードのたるみ(ドリップループ)を作っておきましょう。
新しいエアストーンはなじませてから
新しいエアストーンは、最初は泡が粗く出ることがあります。メーカーの取扱説明書では、水を十分含ませてから使うと、約1日で細かい気泡になると説明されています。
『つないだのに泡が大きい、不良品かな?』と思ったら、まず1日ほど様子を見てみてください。
エアーポンプの使い方と、やってはいけないこと
設置ができたら、毎日の使い方も押さえておきましょう。エアーポンプの使い方で、メーカーが共通して注意していることがあります。
- ポンプに布やタオルをかぶせない(熱がこもる)
- 屋内専用のポンプは、ベランダや軒下で使わない
- キッチンの近くなど、油煙や湿気の多い場所に置かない
- 2口のポンプで1口しか使わない時、使わない口はふさがない
- 1日1回は泡が安定して出ているかを見る
2口のポンプについて、メーカーのQ&Aでは、使わない吐出口に封をすると故障の原因になると説明されています。音が気になる時は、チューブを適度な長さに切って付けると軽減できるそうです。
2口のエアーポンプの使い方
吐出口が2つあるポンプは、2か所に空気を送れます。例えば、1つはエアストーン、もう1つは投げ込み式フィルターにつなぐ、という使い方ですね。
『片方しか使わないから、もう片方はふさいでおこう』と考えがちですが、ここは注意が必要です。先ほどのとおり、使わない口に封をすると故障の原因になるとメーカーは説明しています。
| 使い方 | やり方 |
|---|---|
| 2か所に送る | それぞれの口にチューブをつなぎ、別々の器具へ送る |
| 1か所だけ使う | 使わない口はふさがず、そのままにしておく |
| 泡を弱めたい | 使う側のチューブに調整バルブを付けて絞る |
エアーポンプを弱くする方法
泡が強すぎる時は、エアーポンプを弱くする方法がいくつかあります。
| 方法 | やり方 | 向いている時 |
|---|---|---|
| ポンプのダイヤルで絞る | 調整ダイヤル付きのポンプで弱める | ダイヤル付きのポンプを使っている |
| 調整バルブで絞る | チューブの途中のバルブを少し閉める | ダイヤルがないポンプ |
| 分岐で空気を分ける | 余った空気を別の水槽や別のストーンへ回す | 複数の水槽がある |
調整バルブの使い方はエアレーションの調整バルブ・コックで、分岐のやり方はエアレーションの分岐のやり方で紹介しています。
投げ込み式フィルターにつなぐ場合
エアストーンの代わりに、投げ込み式フィルターにつなぐやり方もあります。つなぎ方の基本は同じで、チューブの先をフィルターの空気の入り口に差し込みます。
メーカーの取扱説明書では、投げ込み式フィルターは別売のエアポンプとエアチューブをつないで動かすと説明されています。エアポンプは水面より高い位置に設置するよう、こちらでも案内されています。
| つなぐ先 | 役割 | 向いている水槽 |
|---|---|---|
| エアストーン | 酸素を足す | フィルターが別にある水槽 |
| 投げ込み式フィルター | 酸素を足しながらろ過もする | 小型〜中型でフィルターを兼ねたい水槽 |
屋外で使う時は防水の表示を見る
屋外の睡蓮鉢などでエアレーションをしたい時は、ポンプが屋外で使えるかを先に確かめてください。メーカーのQ&Aでは、屋内専用の製品は屋根があってもベランダや軒下で使わないよう案内されています。
屋外で使えるとされるポンプでも、あるメーカーは強い風雨が直接当たる場所には置けないと書いています。屋外での考え方は屋外のエアレーションで紹介しています。
よくある相談:つないだ後に困ること
ここでは、エアレーションのやり方についてよく寄せられる相談を、要約して紹介します。
「水槽セットのブクブクが強すぎる。調節の仕方は?」
金魚の水槽セットを買ったら泡が強くて、どう調節すればいいのか分からない、という相談はとても多いです。
セットのポンプにダイヤルがなければ、チューブの途中に調整バルブを付けるのが手軽です。メーカーの説明でも、エア調節バルブでエアーの量を自由に調節できるとされています。
「バルブを付けたら、泡がちょうどよくなったよ」
「よかった。閉め切ると口をふさぐのと同じになるから、少しずつ絞ってね」
「逆流防止弁はCO2を使う時だけ?」
エアレーションのセットに逆流防止弁が付いていたけれど、これはCO2を使う時だけのものでは、という相談もあります。
メーカーの説明では、逆流防止弁は「水槽の水がエアーポンプに逆流するのを防止する」部品で、CO2の器具からの逆流も防げるとされています。つまり、エアレーションのためにも使う部品なんです。
ポンプを水面より低い位置に置く時は、逆流防止弁を付けておきましょう。高い位置に置く時も、付けておけば停電やコンセントが抜けた時の安心につながります。
「ポンプ本体を水の中に入れて使っていた」
水耕栽培などで、エアーポンプの本体を水の中に入れて使っていたら泡が出なくなった、という相談も見かけます。
一般的な室内用のエアーポンプは、水の外に置いて使う器具です。屋内専用と書かれているポンプは、防水のつくりではありません。
水に濡れたポンプは、感電や故障のおそれがあるので、まずコンセントを抜いてください。使い続けず、メーカーの説明書の案内に従いましょう。
設置した後の確認と、続ける時のコツ
最後に、設置した後に見ておきたいことをまとめます。最初の数日の確認が、長く使うためのコツです。
- エアストーンから泡が安定して出ているか
- チューブのつなぎ目から空気がもれていないか
- 生き物が流されたり、隅でじっとしたりしていないか
- 水はねでポンプやコンセントが濡れていないか
- ポンプの音や振動が大きすぎないか
例えば、つないだ翌朝に「泡は出ているのに、ポンプの横の棚が濡れている」と気づいたら、水はねがポンプまで届いているサインです。水面とポンプの距離や、泡の強さを見直してみてください。
泡が弱くなってきたら、エアストーンの目詰まりか、ポンプの機能低下が考えられるとメーカーは説明しています。ポンプの中のゴム(ダイヤフラム)は消耗品で、あるメーカーは半年〜1年を目安に交換するよう案内しています。
音が気になる時の対策は、エアーポンプがうるさい時の対策で紹介しています。
「チューブだけで使ったらポンプが壊れる?」
エアーポンプの先にフィルターもエアストーンも付けず、チューブだけでエアレーションしたら壊れるのか、という相談も見かけます。
チューブだけでも泡は出ますが、大きな泡になって、水はねや音が出やすくなります。メーカーのポンプの説明には、エアストーン等をつないで使うよう書かれているものもあるので、まずはお使いのポンプの説明書を確かめてみてください。
よくある質問
エアレーションのやり方で、いちばん大事なことは何ですか?
ポンプを水面より高い位置に置くことです。低く置く場合は逆流防止弁を付け、電源コードにたるみを作って、水がプラグに伝わらないようにしましょう。
エアレーションに必要なものは、最低限どれですか?
泡を出すだけなら、エアーポンプ、エアーチューブ、エアストーンの3つで始められます。逆流防止弁と調整バルブは、トラブル防止と泡の調整のために用意しておくと安心です。
逆流防止弁と調整バルブは、どちらを先につなぎますか?
この記事では、ポンプ側から逆流防止弁、その水槽側に調整バルブの順をおすすめしています。製品によって説明が違う場合は、取扱説明書の順番に従ってください。
エアーポンプは24時間つけっぱなしで使えますか?
水槽用のエアーポンプは、つけっぱなしで使うことが多い器具です。夜に止めていいかどうかは水槽の条件しだいなので、くわしくはエアレーションの時間の記事を読んでみてください。
エアーポンプの2口は、両方使わないといけませんか?
片方だけ使っても大丈夫です。ただ、使わない口に封をすると故障の原因になるとメーカーは説明しているので、ふさがずにそのままにしておきましょう。
まとめ
- エアレーションのやり方は、ポンプ・チューブ・逆流防止弁・調整バルブ・エアストーンを順番につなぐ
- ポンプは水面より高い位置に置き、低いなら逆流防止弁を付ける
- 電源コードにはたるみを作り、水がプラグに伝わらないようにする
- 新しいエアストーンはなじむまで泡が粗いことがある
- 設置後は泡・つなぎ目・生き物の様子・水はねを確かめる
つなぎ終えたら、まずは泡の様子と生き物の動きを数日見守ってみてください。少しずつ、ご自分の水槽に合った強さが分かってきますよ。





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